個人宅が狙われる理由
昔は企業が主な標的でしたが、今は 家庭が最も狙われやすい時代。
理由はシンプル
- 家庭の Wi-Fi は企業より弱い
- スマホ・PC・IoT (見守りカメラ、お掃除ロボットなど)が増え、攻撃面が広い
- 家庭は「金になる情報」が多い
- ネットバンキング
- クレカ情報
- 住所・家族構成
- 写真・クラウドデータ
攻撃者は「弱いところから攻める」。 その“弱いところ”が、今は 家庭。
家庭で実際に起きている攻撃
フィッシング詐欺
宅配便、銀行、Amazon、携帯キャリアを装ったSMSが急増。
Wi-Fi 侵入
古いルーターや弱いパスワードが狙われる。
スマホ乗っ取り
アプリの偽更新、偽セキュリティアプリが横行。
家電(IoT)ハッキング
監視カメラ、スマートスピーカー、テレビが侵入経路に。
ランサムウェア・サポート詐欺
家庭の写真・動画・仕事データが暗号化されるケースも増加。

引用元:独立行政法人情報処理推進機構「情報セキュリティ10大脅威2025」https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2025.html
引用元:サイバーセキュリティ情報局「家庭用Wi-Fiルーターがサイバー攻撃に悪用!自分で守ろう自宅のネットワーク」
家庭用Wi-Fiルーターがサイバー攻撃に悪用!自分で守ろう自宅のネットワーク | サイバーセキュリティ情報局現在、家庭内のさまざまな家電がインターネット接続に無線LANを使用し、そのアクセスポイントとして家庭用Wi-Fiルーターを使用している。本記事では、家庭用Wi-Fiルーターが受けたサイバー攻撃事例やセキュリティ対策について解説する。引用元:ALSOK「家庭内におけるサイバー攻撃の脅威と対策」
家庭におけるサイバー攻撃の脅威と対策|HOME ALSOK研究所|ホームセキュリティのALSOKサイバー攻撃といえば政府機関や大企業をターゲットしたものが主でしたが、最近は身近なIoT家電製品を狙った攻撃も増えてきています。身近になってきているサイバー攻撃の脅威とその対策について、わかりやすく解説します。ホームセキュリティ・防犯対策・...
個人宅が取るべき「最強の5つの防御」
Wi-Fi を“鉄壁”にする
家庭のセキュリティは Wi-Fi がすべての入口。
- ルーターの初期パスワードを変更
- WPA3 を使用(対応していれば必須)
- SSID を分ける
- 家族用
- IoT 用(家電)
- ルーターのファームウェア更新

ルータのファームウェア更新は、Buffalo「Wi-Fiルータのファームウェアを更新する方法」https://www.youtube.com/watch?v=pufkIuuGr18 を参照してください。初期パスワードも同じように検索してみるとわかりやすい動画があるよ。
スマホを最優先で守る
家庭で最も狙われるのは スマホ。
スマホは“財布”と同じ。 落としたら終わりではなく、乗っ取られたらもっと終わり。
- OS・アプリを常に最新に
- 不要なアプリを削除
- 公共Wi-FiではVPNを使用
- SMSのURLは絶対に押さない
- 生体認証+PINの併用(FIDO)
PCは「EDR的な防御」を導入
昔のアンチウイルスだけでは不十分。
- Windowsなら Defender + スマートアプリコントロール をON
- 不審な実行ファイルは開かない
- 管理者権限を常用しない
- バックアップを外付けHDDに定期保存

スマートアプリコントロールが有効か確認する方法(Windows 11)
- 設定
- プライバシーとセキュリティ
- Windows セキュリティ
- アプリとブラウザーコントロール
- スマートアプリコントロールが「オン」になっているか確認
家電(IoT)を“隔離”する
スマート家電は便利だが、セキュリティは弱い。攻撃者は「弱いIoT → スマホ → PC → ネットバンキング」と侵入する。
- IoT専用のWi-Fiに接続
- 不要なクラウド連携をOFF
- 初期パスワードは必ず変更
- 古いIoT機器は買い替えを検討

自分の家のルータやIOTが感染していないか調べてくれる便利なサイトがあるよ。横浜国立大学の吉岡教授が公開してくれている無償のサイトなので安心して使えます。ただ、絶対の診断結果ではないので、見逃し誤検知も発生する可能性はあります。下記の「am i infected」から試してみてください。
引用元:横浜国立大学「am I infected?」 https://amii.ynu.codes/
家族教育が最大の防御
家庭で一番危険なのは“人”。家族の1人が引っかかるだけで家全体が危険になる。
- 子ども:ゲームの偽アプリ
- 親:宅配便・銀行の偽SMS
- 家族全員:パスワード使い回し
個人宅向け「多層防御モデル」
| 層 | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 1. Wi-Fi防御 | WPA3、SSID分離 | 侵入防止 |
| 2. デバイス防御 | Defender、更新、VPN | 乗っ取り防止 |
| 3. アプリ防御 | 不審アプリ禁止、権限管理 | 情報漏洩防止 |
| 4. データ防御 | バックアップ、暗号化 | ランサム対策 |
| 5. 家族教育 | 詐欺対策、パスワード管理 | ヒューマンエラー防止 |
まとめ:家庭のセキュリティは「小さな習慣」で劇的に強くなる
- Wi-Fi を分ける
- スマホを最優先で守る
- PCはDefenderを最大限活用
- IoTは隔離
- 家族教育を徹底
これだけで、家庭のセキュリティは 企業レベルに近づく。



コメント