検索してみると“FIDO導入銀行”が見えてくる

どうすればセキュリティの高い金融機関を探せるか紹介するよ
blog「セキュリティの高さで選ぶインターネットバンキングアプリ」
https://yasashii-cybersecurity.com/secure-internet-banking-app
を読んでいただいた方で、自分でも実際に検索をしてみて、どんな金融機関が検索の上位にあがるか試してみてください。
FIDOを導入している金融機関は、パスワード依存から脱却し、より強固な認証方式を採用している銀行です。
つまり、「セキュリティに本気で取り組んでいる銀行」かどうかを見極める一つの指標になる
ということです。
その中から、
- アプリの使いやすさ
- 手数料
- サービス内容
- 自分の利用スタイルとの相性
などを踏まえて選ぶのは、非常に合理的な方法です。
実際の検索結果
【Google】「FIDO インターネットバンキング」で検索した結果(検索結果上位)
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友信託銀行
- SBI証券
- 住信SBIネット銀行
- GMOあおぞらネット銀行
- 福島銀行
- 三井住友銀行
【Bing】「FIDO インターネットバンキング」で検索した結果(検索結果上位)
- 三井住友信託銀行
- 三菱UFJ銀行
- 福島銀行
- ゆうちょ銀行
- 住信SBIネット銀行
- SBIホールディングス

何か似たような名前の銀行が上位に出てくるな~
「三井、住友、SBIとか」。なんでだろう

前回のblogで住信SBIネット銀行が押しだったよね。
「FIDOに積極的な企業」ということが関係ありそう。
FIDOを導入する金融機関の考察
結論
「FIDOアライアンスに早期から取り組むdocomoと提携したこと」
「SBIグループと住信SBIネット銀行は同じ技術基盤を共有していたため」
の二つの理由であると考察しました。
住信SBIネット銀行の再編:SBIグループからの離脱とドコモ傘下入り
以前、住信SBIネット銀行はSBIホールディングスと三井住友信託銀行の共同出資会社であり、SBIグループの一員でした。つまり、SBIグループの傘下にある企業として、SBIグループの戦略やリソースを活用しながら事業を展開していました。
現在の関係(2025〜2026):NTTドコモの子会社として
しかし、検索結果によると、SBIホールディングスは住信SBIネット銀行の株式をすべて手放し、NTTドコモが住信SBIネット銀行を子会社化しました。これにより、住信SBIネット銀行はSBIグループから離脱し、現在の親会社はNTTドコモ(NTTグループ)となりました。
引用元:「株式会社NTTドコモによる当社株式に対する公開買付けに関する賛同の意見表明および応募推奨ならびに業務提携契約の締結について」
株式会社NTTドコモによる当社株式に対する公開買付けに関する賛同の意見表明および応募推奨ならびに業務提携契約の締結について | プレスリリース | NEOBANK 住信SBIネット銀行住信SBIネット銀行で実施するお知らせをご覧いただけます。
資本関係と業務提携
この再編により、資本関係(親子関係)は解消されましたが、SBIホールディングス、SBI証券、NTTドコモ、住信SBIネット銀行の4社は業務提携(銀証連携)を継続しています。つまり、資本関係はなくなったものの、ビジネスパートナーとして協力関係は続いているということです。
イメージとしては、「昔は家族だったけど、今は別々に暮らしている。でも仕事では協力している」という関係に近いでしょう。
住信SBIネット銀行がSBIから離れた理由
住信SBIネット銀行がSBIから離れた理由は、「SBIが手放した」のではなく、ドコモが買収し、三井住友信託銀行とドコモが共同で経営する形に再編されたためです。

ドコモが住信SBIネット銀行を買収した背景
- ドコモだけ「銀行を持っていなかった」:KDDIはauじぶん銀行、ソフトバンクはPayPay銀行、楽天は楽天銀行を持っており、ドコモだけ銀行がなかったため、経済圏競争で出遅れていました。
- dポイント・dカード・d払いの「3点セット」利用者は解約率が1/3に低下:ドコモは「銀行をハブにすると顧客の囲い込みが強化できる」と判断しました。銀行口座を持つと、通信契約の解約率が大幅に下がるデータがあり、銀行は顧客を離れにくくする“最強の接点”となります。
- 住信SBIネット銀行はネット銀行として完成度が高かった:850万口座以上を持ち、AI与信や住宅ローンの強さ、BaaS(NEOBANK®)の実績など、ドコモにとって「最適なパートナー」でした。
- ドコモは経済圏競争で楽天・PayPayに遅れていた:楽天経済圏が強く、ドコモは巻き返しを狙っていました。銀行を中心に経済圏を再構築する戦略を採用しました。
- 三井住友信託銀行も積極的に出資:三井住友信託は800億円を追加出資し、共同経営に参加しました。住宅ローンや富裕層向け融資でシナジーを狙っています。
ドコモのFIDOアライアンスの貢献
日本でFIDOの導入を進めるFIDOアライアンスというものがあり、ドコモは2015年からFIDOアラインアンスボードメンバーとして加入し、FIDO仕様策定とエコシステムの発展に貢献しています。
FIDOの積極的な推進の貢献者でもあるドコモだからこそ、グループ会社のセキュリティ意識が高いのかもしれません。
引用元:「FIDOアライアンスにおけるオンライン認証の標準化動向とドコモの貢献」https://www.docomo.ne.jp/corporate/technology/rd/technical_journal/bn/vol28_1/005.html
引用元:ITメディア「ドコモが「パスキー」を導入してフィッシング被害報告が0件に パスワードレス認証の効果」https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2312/09/news060.html
住信SBIネット銀行とSBI証券のFIDO導入について
住信SBIネット銀行は現在ドコモ傘下ですが、 FIDO導入はドコモ買収より前(2020年〜) に始まっています。住信SBIネット銀行が先にFIDOを導入し、その技術がSBI証券にも広がった という流れです。
また、FIDO認証を提供している 「saat FIDO認証」 は、 住信SBIネット銀行アプリだけでなく、SBI証券にも採用されています。
引用元:saat「導入実績」 https://www.saat.jp/result/?utm_source=copilot.com
安全なインターネットバンキング選びは“認証技術”を見ることから始まる
セキュリティは「見えない部分」だからこそ、認証方式という“客観的な指標”を持って選ぶことで、安心して長く使えるネットバンキングに出会えるはずです。

しかし、「やさい」なんでこんな住信SBIネット銀行やらドコモを押すんだ?企業の回し者か?

使っている携帯は、ドコモ以外だし、銀行も違うFIDO認証の銀行を使っているよ。ただセキュリティ意識を高く持っている企業を応援してあげたいだけだよ。



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