都道府県の詐欺統計 /うちの県、詐欺が増えてる?

📊 都道府県の詐欺統計 / 4人と学ぶ、数字の読み方と防犯
順位を見る前に、数字のラベルをチェック!

うちの県、
詐欺が増えてる?

「多い」と「増えた」は、ちょっと違う。
数字を、防犯のきっかけに変えよう。
マキ・ロゼ・ツナ・安全ねこと、やさしく確認!

疑問を聞くマキ、しくみを説明するロゼ、一緒に確認するツナ、応援する安全ねこ
マキ「大丈夫なの?」ロゼしくみを案内ツナ一緒に確認安全ねこ約束をおさらい

47都道府県の増加率を再計算し、全国の詐欺統計と今日の対策を整理します。公式情報の確認日:2026年10月3日

マキ

詐欺が増えた県のランキングを見つけたよ。うちの県が下の方なら、安心していいのかな?

ロゼ

数字は、対策を見直すきっかけになるよ。でも「増え方が小さい」と「被害が少ない」は別。何の犯罪を、いつ、どんな方法で数えたのかも一緒に見よう。

今、知りたいのは?

カードを選ぶと、先に読む場所を案内します。記事は、そのまま全部読めます。

「多い」と「増えた」。
3つの物差しで見てみよう。

認知件数警察が把握した
件数はいくつ?
人口あたり人口の大きさを
そろえると?
増え方以前の率と比べて
何倍になった?
順位だけでなく、指標の名前・対象期間・犯罪の範囲を確認します。
ツナ

100件から200件も、10件から20件も2倍だよね。でも、今の件数は違う。人口が違う地域なら、率も確認したいな。

認知件数は、警察が把握した数です。届け出られていない被害をすべて数えるものではありません。人口10万人あたりの率は「件数 ÷ 人口 × 100,000」、増加倍率は「後の率 ÷ 前の率」で計算します。

🧠 「知能犯」は、詐欺だけ?

詐欺のほか、横領・偽造・背任・汚職などを含む分類です。特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺だけの件数ではありません。県警資料の罪種別内訳でも確認できます。

🗓️ 「年度」「年」「公表日」は、同じ?

違います。e-Statの項目名は「2019年度」などですが、犯罪件数の期間は資料の注記も確認する必要があります。香川県警の851件は2023年中の値です。この記事の増加率表はe-Statの調査年ラベルに合わせ、2025年の県別件数とは別に表示します。

👥 人口あたりの率は、個人の被害確率?

そのまま個人の確率にはなりません。認知件数は被害者の人数と同じとは限らず、年齢構成や被害の届け出などの影響もあります。地域の集計から住民の性質を決めません。

🔮 増えた地域は、2年後も必ず増える?

そうとは言えません。過去の異なる統計を照合することと、将来を予測することは別です。犯罪の範囲・期間をそろえ、別の年での検証も必要です。今回、予測モデルの精度や因果関係を検証したわけではありません。

増加率TOP10。
何の数字か、ラベルも一緒に。

人口10万人あたりの知能犯認知件数が、2019年度から2023年度に何倍になったかを比較しました。全国は28.5件から40.2件へ、約1.41倍。5年分のデータの両端を比べた値で、毎年同じ勢いで増えたという意味ではありません。

率の増加倍率・上位10県
2019年度=1倍。詐欺だけの増加率ではありません。
  1. 1. 香川県3.98倍

    23.1件 → 91.9件/人口10万人

  2. 2. 鹿児島県3.52倍

    9.4件 → 33.2件/人口10万人

  3. 3. 佐賀県3.25倍

    20.1件 → 65.3件/人口10万人

  4. 4. 長崎県2.59倍

    15.8件 → 41.0件/人口10万人

  5. 5. 青森県2.32倍

    19.5件 → 45.2件/人口10万人

  6. 6. 島根県2.22倍

    17.6件 → 39.1件/人口10万人

  7. 7. 滋賀県2.16倍

    28.2件 → 60.9件/人口10万人

  8. 8. 岐阜県2.15倍

    26.9件 → 57.8件/人口10万人

  9. 9. 和歌山県2.13倍

    17.7件 → 37.7件/人口10万人

  10. 10. 愛媛県2.04倍

    21.0件 → 42.7件/人口10万人

自分の県の数字を、
確かめてみよう。

選択欄では2019年度・2023年度の知能犯の率と倍率、2025年の詐欺の件数を、別の統計として表示します。選択内容は保存・送信しません。

47都道府県の増加率表を見る

表示の率は小数第1位、倍率は第2位まで。順位は丸める前の倍率で並べています。横に収まらない場合、表の中を左右にスクロールできます。

知能犯・人口10万人あたり。e-Statの2019年度/2023年度ラベル。
都道府県20192023倍率
香川県23.191.93.98倍
鹿児島県9.433.23.52倍
佐賀県20.165.33.25倍
長崎県15.841.02.59倍
青森県19.545.22.32倍
島根県17.639.12.22倍
滋賀県28.260.92.16倍
岐阜県26.957.82.15倍
和歌山県17.737.72.13倍
愛媛県21.042.72.04倍
福岡県20.441.52.04倍
秋田県16.332.72.01倍
山口県18.234.41.89倍
大分県10.920.41.87倍
宮崎県15.128.01.85倍
徳島県20.135.81.79倍
兵庫県37.166.31.79倍
広島県27.248.51.78倍
奈良県29.651.71.75倍
石川県14.825.31.71倍
鳥取県20.633.91.64倍
三重県28.446.11.62倍
愛知県27.644.81.62倍
熊本県15.725.41.62倍
茨城県22.836.61.61倍
岡山県17.926.91.50倍
宮城県31.747.31.49倍
新潟県21.431.11.46倍
山形県14.421.11.46倍
沖縄県31.144.61.43倍
大阪府43.061.51.43倍
長野県20.828.91.39倍
福井県13.117.51.33倍
富山県26.833.11.23倍
静岡県19.523.91.23倍
山梨県20.424.61.21倍
岩手県10.012.01.20倍
北海道16.419.41.18倍
千葉県29.233.51.15倍
高知県19.621.91.12倍
福島県19.921.71.09倍
東京都48.452.11.08倍
神奈川県32.934.61.05倍
埼玉県29.230.41.04倍
群馬県31.732.91.04倍
京都府23.023.01.00倍
栃木県25.822.60.88倍
2025年の県別詐欺件数を見る

2025年の従来分類による特殊詐欺と、SNS型投資・ロマンス詐欺の合計を分けています。どちらも警察が把握した件数です。

令和7年・県別認知件数(件)。SNS型を別掲。
都道府県特殊詐欺SNS型合計
北海道443185
青森県155117
岩手県154108
宮城県404241
秋田県9983
山形県10867
福島県204140
茨城県338309
栃木県15188
群馬県151108
埼玉県1,797485
千葉県1,206341
東京都4,3501,529
神奈川県2,483855
新潟県295170
富山県13531
石川県242178
福井県8265
山梨県8246
長野県276178
岐阜県441396
静岡県452271
愛知県1,9631,542
三重県489362
滋賀県421331
京都府292118
大阪府3,3171,513
兵庫県1,9671,271
奈良県323212
和歌山県190132
鳥取県138112
島根県12265
岡山県345194
広島県468384
山口県162108
徳島県103107
香川県379343
愛媛県168114
高知県11298
福岡県1,239761
佐賀県259184
長崎県272205
熊本県219196
大分県176142
宮崎県9875
鹿児島県310303
沖縄県252305

SOS47の県別表で「特殊詐欺」と表示される合計列は、SNS型も含みます。ここではSNS型投資・ロマンス詐欺を差し引き、従来分類の特殊詐欺として表示しています。47地域の合計が全国公表値と一致することを確認しました。

香川県の増加は、
県警の内訳も見てみよう。

取得したe-Statの知能犯件数は、2019年度から順に221 → 290 → 303 → 449 → 851件でした。人口あたりの率は23.1件から91.9件へ、約3.98倍です。

一方、2025年の県別表では、従来分類の特殊詐欺379件、SNS型投資191件、SNS型ロマンス152件でした。2023年の知能犯851件と同じ種類の数字ではないので、そのまま「増えた・減った」と比べません。 特定地域の増加だけを見て、将来の被害や住民の性質を断定しないことも大切です。

追加調査:全国でも増加。
ただし、年の比べ方に注意。

2025年 / 従来分類

特殊詐欺は、27,832件。

2025年の確定値は、前年より32.3%増。SNS型投資・ロマンス詐欺を別に扱う従来分類の数値です。

2025年 / SNS型

投資9,523件、ロマンス5,645件。

それぞれ前年比48.5%増、47.6%増。インターネットやSNSの誘いも、地域の順位に関係なく確認する必要があります。

2026年から「特殊詐欺」の範囲が変わりました

警察庁は、2026年からSNS型投資・ロマンス詐欺を特殊詐欺の一手口に位置付け、ニセ警察詐欺を独立した手口として整理しています。2025年以前の数値は従来どおりです。同じ「特殊詐欺」という見出しでも、年をまたぐと範囲を確認する必要があります。

2026年1〜8月は、29,687件(暫定値)

確認した8月末資料の総数は、SNS型を含む新しい分類で29,687件。資料に記載された前年同期比は14.4%増です。被害額は2,360.7億円で、同33.2%増。8か月分を2025年の1年分とそのまま比較したり、年末の件数を確定したように扱ったりしません。

このPDFのURLは更新されることがあります。数値の対象を「令和8年8月末」と明記し、最新情報は警察庁の統計一覧から確認します。

安全ねこ

「同じ名前だから同じ数字」と思わず、期間と中身をチェックにゃ。数字の確認と、誘いの確認、どっちも一呼吸!

順位より先に、
この誘いを止めよう。

以下は判断を練習するための架空の例です。どの県でも、同じように立ち止まります。

☎️ 「あなたの口座を調査します」

警察を名乗っても、その場で送らない。

「資産を保護する」「捜査のため」と指定口座への送金を求められたら、通話を切って自分で確認した公式窓口へ相談します。

🎥 「警察手帳を見せます」

画像や表示番号を、身分の証明にしない。

偽の警察手帳や逮捕状、警察署の番号を偽装表示する手口もあります。SNSや突然のビデオ通話での要求に従いません。

📈 「必ずもうかる。今だけ」

広告やSNSの投資話は、独立して確認。

著名人の写真や「元本保証」だけで信用せず、相手の指定する口座やアプリに進みません。連絡してきた相手以外の公式窓口へ相談します。

💌 「二人の未来のために送って」

親しい気持ちと、送金判断を分ける。

SNSなどで知り合った相手から、お金・投資・暗号資産の要求が出たら一度止めます。追加の手数料や税金を払えば戻る、という要求にも応じません。

30秒で、おさらい

「この県は詐欺が少ないから、私の投資話は安心ですよ」

SNSで知り合った相手から、今日中の送金を求められました。どうする?

答えと理由を見る

送金せず、相手とは別の公式窓口へ相談します。 地域の統計は、目の前の相手や投資の安全性を保証しません。順位より、要求の内容を確認します。

どの地域でも、
今日からできる4つ。

  1. 知らない相手からの電話は、すぐに対応しない。

    留守番電話や着信対策を利用。メッセージを聞いても、その番号へすぐ折り返さず、自分で公式の連絡先を確かめます。留守電だけで全手口を防げるとは考えません。

  2. お金・暗証番号・認証の話は、一度止める。

    銀行の認証コードを教えたり、知らない操作を承認したりしません。警察を名乗る場合も送金を急がず、通話を切って相談します。

  3. 身近な人と「送る前に相談」を共有する。

    親世代だけの問題にしません。2025年の警察庁資料は、特殊詐欺で20代・30代の認知件数も大きく増えたと説明しています。責めずに相談できる合図を決めましょう。

  4. 明細・通知と、緊急時の窓口を確認する。

    金融機関の推奨する認証を使い、通知や振込限度額も見直します。地域のニュースを確認する際は、県警の最新の注意喚起と期間・手口をセットで読みます。

送金した・情報を渡したら、
早く、公式の窓口へ。

  1. 追加のやり取りと送金を止める。 相手に確認し直さず、取り戻すための追加費用にも応じません。
  2. 送金・口座の心配は、金融機関へすぐ連絡。 自分で確認した公式の金融犯罪・緊急停止窓口へ。取引停止や必要な認証の再設定を相談します。暗号資産を送った場合は、利用した交換業者の公式窓口にも連絡します。
  3. 警察へ相談し、記録を整理する。 日時、メッセージ、送金先、取引記録などを伝えます。緊急の通報は110、緊急でない警察相談は #9110。消費者トラブルの相談は188を利用できます。
  4. 身近な人にも、起きたことを共有。 一人で抱えず、被害申告や補償の手順を確認します。お金が必ず戻ると約束する相手には、追加の情報や費用を渡しません。
ツナ

「うちの県だから大丈夫」より、「いったん止めて相談」の方が役立つね。被害が心配なら、ランキングを見るより連絡を急ごう。

確認する場所を、
紙でも見返せるように。

画面でチェックし、シートだけ印刷できます。入力・送信はありません。チェック状態は保存されず、ページを開き直すと戻ります。

できることから、一つずつ

詐欺を止める 安心チェックシート

住所・電話番号・口座番号・暗証番号・認証コードは、このシートに書きません。

確認した統計の名称・対象期間: 

金融機関・警察の公式案内がある場所: 

今日見直したい設定・次の確認日: 

🛑 順位に関係なく、止める・確かめる・相談する。

確認した項目:0 / 6。この数だけで、安全性を判断するものではありません。

ここも、気になる。

ランキング下位なら、防犯対策は減らしていい?

順位だけで減らしません。今回の順位は知能犯の率の増加倍率であり、詐欺被害のすべてや目の前の連絡の安全性を測るものではありません。

2023年までの数字なのに、2026年の記事に使える?

過去の変化を読む資料として使えます。ただし現在の件数とは区別します。最新の状況は警察庁・県警の公表資料を確認し、暫定値と確定値も分けて読みましょう。

「5年で約4倍」は、毎年4倍ということ?

違います。2019年度と2023年度の人口あたりの率を比べた倍率です。5年分のデータの両端の比較で、両端の時間差は4年です。各年の変化は推移を別に見ます。

順位が上がった県の住民は、だまされやすい?

そうとは言えません。地域の集計を、住民一人ひとりの性質や被害確率へ置き換えないでください。統計を読む目的は、地域や被害者を責めることではなく、対策を見直すことです。

出典・計算方法・確認の範囲

確認日:2026年10月3日。元記事を構成の参考にし、e-Statの知能犯件数(K420104)と総人口(A1101)から47都道府県の2019〜2023年度の率・増加倍率を再計算しました。五つの年それぞれで47地域の知能犯件数の合計が全国値に一致することを確認しています。知能犯の項目は今回取得できた値が2023年度まででした。

人口あたりの率=件数÷同じ調査年ラベルの人口×100,000。倍率=2023年度の率÷2019年度の率。人口の減少も率に影響するため、件数の倍率とは異なります。表示は丸め、並び順は丸める前の値を使用。2025年の県別件数はSOS47の表を集計し、従来分類の特殊詐欺27,832件、投資9,523件、ロマンス5,645件の全国値との一致を確認しました。

異なる犯罪区分を同一の時系列として結び付けたり、「2年後を予測できた」という法則を断定したりしません。将来予測の精度・原因の分析や、個人の被害確率の推定は行っていません。会話・クイズは架空の例です。

元記事と公的資料を見る
マキ・ロゼ・ツナ・安全ねこと学ぶ、やさしいサイバーセキュリティ。

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