

フリマ・EC6サービスの安全性を
「7つの壁」で採点2026
メルカリ・楽天ラクマ・Yahoo!フリマ・Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング。あなたの住所とカード番号が、どこまで誰に見えているのかを、公式資料と実際の漏えい事案から確かめました。
結論:フリマ・ECは「暗号で守る」ではなく「誰に見せないか」の勝負
① パスワード管理アプリと違い、フリマ・ECはゼロ知識型にできません。配送・返金・不正対策のために、運営会社か店舗か配送業者の誰かが必ず氏名と住所を扱う必要があるからです。だから比べるのは「暗号の強さ」ではなく「渡す相手をどこまで減らせるか」です。
② 6サービスを7項目で採点するとYahoo!フリマが18点で最高、Yahoo!ショッピング17点、メルカリ・楽天市場15点、Amazon 13点、楽天ラクマ9点。差がついたのは匿名配送とログイン防御です。
③ 国内の漏えい報道745件を分類すると、全体の7割は「誤操作・紛失」。ところが通販・ECサイトの事案だけは82.8%が不正アクセス――外部から攻撃されて漏れています。EC事故は原因構造そのものが違います。
④ 最大のリスクは個々のサービスではなくEC構築基盤です。2026年のショップサーブ事案では最大885万件超が外部送信されました。1つの基盤が落ちれば、そこに乗る全店舗の顧客が同時に漏れます。
⑤ 今日やること — フリマ利用者:匿名配送は「取引を始める前」に選ぶ。あとから変えても遅い場合があります。全員:パスキーを設定する。カード利用者:明細を月1回見る。Webスキミングはカード情報を非保持にしても防げません。
総務省の家計統計では、ネット通販を使う世帯の5人に1人が70代以上になりました。10年前は10人に1人です。守るべき相手が入れ替わっています。
この記事の地図(全8章+FAQ)
「フリマアプリで買ったら、相手に住所がバレますか」。「通販サイトが不正アクセスされたら、カード番号は漏れますか」。この2つは同じ記事で扱うべき質問です。どちらも「あなたの情報が、いくつの組織のサーバーに置かれているか」という一つの問題だからです。
これまでこのシリーズでは、パスワード管理アプリのように「運営会社にも読めない」設計を高く評価してきました。ところがフリマとECでは、その考え方が通用しません。荷物を届けるには住所が要り、返金するには取引履歴が要り、不正を止めるには行動を見る必要があるからです。運営会社が「読めない」ままでは、サービスが成立しません。
だからこの記事は、「渡す相手をどこまで減らせるか」「渡した先で何が起きたか」という別の物差しで6サービスを採点しました。あわせて、手元にある国内漏えい報道データベース745件と、総務省の家計統計を集計しています。
評価しているのは公開されている利用者向けの仕様と説明だけです。各社の内部統制や不正検知は非公開なので評価に入っていません。したがってこれは「安全性の格付け」ではなく、「利用者が自分で確認・設定できる防御が、どこまで公開されているか」の比較です。
「公開資料で確認できず」は「機能がない」という意味ではありません。この分野は仕様の公開度に大きな差があり、透明性が低いサービスほど利用者が防御範囲を判断しにくい、という評価をしています。
情報は2026年8月23日時点の公式資料に基づきます。特定のサービスの利用を推奨・非推奨するものではありません。手続き前に必ず各社の最新の案内をご確認ください。
結論:6サービスの総合点と最弱リンク
差がついたのは、匿名配送とログイン防御の2つでした
7つの壁をA=3点、B=2点、C=1点、D=0点で採点し、21点満点で並べました。
7つの壁・総合スコア(21点満点)
| 順位 | サービス | 総合点 | 最弱リンク | このサービスの性格 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | Yahoo!フリマ | B | 通常取引が標準で匿名配送。Yahoo! JAPAN IDはパスキーへ一本化中で、2027年春にパスワード単独ログインが終了予定 | |
| 2位 | Yahoo!ショッピング | B | カード情報は店舗を経由しない(ただし一部ストアを除く)。ログイン履歴と全セッション終了機能あり | |
| 3位 | メルカリ | B | 2024年1月からアプリの全ログインにパスキーを適用。匿名配送は「メルカリ便」を選んだ取引に限られる | |
| 3位 | 楽天市場 | B | 実メールアドレスとカード番号を店舗に渡さない設計。第三者が会員アカウントにログインしても登録カード番号は読み取れない | |
| 5位 | Amazon.co.jp | C | カードはAmazonが取り扱いPCI DSS準拠。一方マーケットプレイス出品者には注文処理に必要な個人データが渡る | |
| 6位 | 楽天ラクマ | C | 匿名配送は取引開始前に「かんたんラクマパック」を選ぶ必要。Web版にパスワード経路が残り、規約上10年保有の情報がある |
A=3点、B=2点、C=1点、D=0点。「最弱リンク」は7つの壁のうち最も低い評価。2026年8月23日時点の公開情報から筆者が判定。非公開の不正検知や内部統制は評価に含みません。
楽天ラクマの9点は「危険」という意味ではありません
低い評価の多くは公開仕様が読み取りにくいことから来ています。たとえばラクマのアプリは楽天IDでログインし、楽天IDは2026年1月以降パスキーに順次対応しています。ところがWeb版にはラクマのメールアドレス/パスワードという別経路も残るため、すべての入口が耐フィッシング認証になったとは公開情報から確認できません。「弱い」ではなく「確かめられない」という評価です。
6サービス × 7つの壁(一覧)
| 壁 | Yahoo! フリマ | Yahoo! ショッピング | メルカリ | 楽天市場 | Amazon | 楽天 ラクマ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 相手に渡る情報 | A | B | B | B | C | C |
| 2 カード情報 | B | B | B | A | B | C |
| 3 ログイン防御 | A | A | A | B | B | C |
| 4 復旧・セッション | A | A | B | B | B | B |
| 5 決済ページ | B | B | B | B | B | B |
| 6 本人確認と保存 | B | B | B | B | B | C |
| 7 影響範囲と透明性 | A | A | B | B | B | C |
| 合計(21点満点) | 18 | 17 | 15 | 15 | 13 | 9 |
A=3点、B=2点、C=1点、D=0点。横に読むと「どの壁で差がつくか」、縦に読むと「そのサービスの弱点」が見えます。
横に読むと分かることがあります。差がついたのは壁1(相手に渡る情報)と壁3(ログイン防御)の2つだけで、壁5にいたっては6サービスすべてがBです。逆に縦に読むと、Aが4つある2サービス(Yahoo!フリマ/Yahoo!ショッピング)と、Aが1つもない3サービスに分かれます。
この比較で、実は差がつかなかった壁
7つのうち壁5(決済ページの改ざん耐性)だけは、6サービスすべてがBでした。理由は単純で、どのサービスも公開情報からは判断できないからです。そして皮肉なことに、この壁こそが2026年に最大の被害を出しています。詳しくは第7章で扱います。
この記事は「モールの中」を比べています
今回の6サービスは、いずれも大手が運営する巨大なプラットフォームです。実は個人にとって最も危ないのは、この6つの外側――検索して初めて名前を知る個人商店の通販サイトのほうです。第2章の漏えいデータを見れば、その理由が数字で分かります。
第1章 おわり — 実際のデータへ
数字で見る前提|漏えい745件と家計統計
EC事故は、他の情報漏えいとまったく別の生き物です
この章は、この記事だけの独自集計です。手元にある国内の情報漏えい報道データベース(2025年8月〜2026年8月/745件)と、総務省の家計統計を突き合わせました。
【独自集計】EC事案だけ、原因の構造が逆転している
745件の漏えい事案を原因別に分類し、そのうち通販・ECサイトに関する29件を取り出して比べました。結果は予想以上にはっきりしていました。
📊 情報漏えいの原因構造:全体 vs 通販・ECサイト
出典:国内の情報漏えい報道データベース(security-next等の報道記事から事案を抽出/2025年8月1日〜2026年8月21日・745件)を筆者が集計。通販・ECは記事タイトルに「通販」「ECサイト」「オンラインショップ」等を含む29件。同一事案の続報を含むため、ユニークな事故件数とは一致しません。
数字を並べます。全体745件のうち誤操作・設定ミスが342件(45.9%)、紛失・誤廃棄が189件(25.4%)。合わせて7割超が「うっかり」です。不正アクセスは100件で13.4%にすぎません。
ところが通販・ECサイトの29件を取り出すと、不正アクセスが24件で82.8%。比率にして6.2倍です。残りは誤操作2件、不明2件、ランサムウェア1件でした。
ECサイトは「事故が起きる場所」ではなく「狙われる場所」です
役所や病院の漏えいは、多くが書類の紛失やメールの誤送信――組織の内側で起きるミスです。ところがECサイトは違います。外から、意図的に、繰り返し攻撃されています。だから「気をつけていれば防げる」という発想が通用しません。第7章で見るとおり、攻撃者は個々の店舗ではなくその下の共通基盤を狙うようになっています。
さらに、この29件のうち20件(69.0%)でクレジットカード情報が漏えい対象に含まれていました。データベース全体でカード情報を含む事案は33件なので、その6割がEC事案ということになります。
「決済アプリ改ざん」という同じ言葉が繰り返し出てくる
データベースを読んでいて気づいたのは、記事タイトルに「改ざん」「不正プログラム」「決済アプリ改ざん」が並ぶことでした。該当する8件を抜き出すと、カーテン通販60,663人、豆腐通販73,213件、駿河屋30,431件、包装資材3,973人……業種はばらばらなのに、手口が同じです。これがWebスキミングで、第7章の主題になります。
【独自集計】カード情報の漏えいは、業種を問わず起き続けている
データベース全体でカード情報が漏えい対象に含まれた事案は33件ありました。月別に並べると、途切れることなく発生しているのが分かります。
📅 クレジットカード情報を含む漏えいの月別件数(2025年8月〜2026年8月)
出典:同上(国内の情報漏えい報道データベース)。「クレジットカード」等を漏えい対象として報じた事案を筆者が集計。2026年8月は集計期間が21日までのため掲載していません。
並んでいる業種を見ると、この問題の性質がよく分かります。特産品、ホビー、靴、笹だんご、作業服、オーガニック食品、ネット印刷、ビジネスフォン、リサイクル着物、カーテン、包装資材、豆腐、プリンタ用インク――業種にはまったく共通点がありません。
攻撃者は「業種」ではなく「同じ作りのサイト」を探しています
豆腐の通販サイトが狙われるのは、豆腐が狙われているからではありません。そのサイトが使っている仕組みに、既知の弱点があるからです。だから業種が散らばる。逆に言えば、あなたが「小さなお店だから狙われない」と思っているサイトほど、同じ理由で狙われています。第7章で扱うEC構築基盤の問題は、この延長線上にあります。
【独自集計】ネット通販の主役は、すでに高齢層に移っている
もう一つ、守るべき相手の変化を見ます。総務省の家計消費状況調査から、ネットで注文をした世帯の年齢構成を2015年と2025年で比べました。
📊 ネット通販を利用する世帯の年齢構成(総世帯・世帯主の年齢階級別)
出典:総務省「家計消費状況調査」政府統計コード0003168295(総世帯・年次)の「インターネットを通じて注文をした世帯」を世帯主の年齢階級別に筆者が集計し、構成比に換算。
2015年、ネット通販を使う世帯のうち70代以上は9.5%でした。2025年には18.8%。ちょうど倍です。60代以上でみると30.4%→41.6%。逆に40代以下は43.8%→33.5%と下がっています。伸び率でいえば80歳以上が4.94倍、70代が3.83倍で、40代の1.47倍を大きく上回りました。
守るべき相手が入れ替わりました
ネット通販は、もう「若い人が使うもの」ではありません。利用世帯の5人に1人が70代以上です。この層は偽サイトや偽メールの見分けが難しく、匿名配送のような設定を自分で選ぶのも難しい。だからこの記事は、「設定すれば安全になる機能」より「初期状態でどこまで守られているか」を重く採点しています。Yahoo!フリマが1位なのは、まさに何も設定しなくても匿名配送になるからです。
第2章 おわり — なぜゼロ知識にできないのかへ
なぜゼロ知識にできないのか|4つの侵害境界
物理的なモノが動く以上、誰かが住所を知らなければ届きません
このシリーズでは、パスワード管理アプリの記事で「運営会社にも中身が読めない」設計を高く評価しました。フリマ・ECに同じ物差しは使えません。理由を正確に書きます。
正確に言うと「暗号化できない」のではなく「全員から隠せない」
よくある誤解を先に潰します。「ECだから平文で保存するしかない」わけではありません。保存時の暗号化、カード番号のトークン化、項目ごとの暗号化はどれも可能で、必要なときだけ復号する設計にもできます。
できないのは、配送・返金・不正対策に関わるすべての主体から、取引データを完全に隠すことです。荷物を届けるには誰かが住所を知る必要があり、返金するには誰かが取引履歴を照会する必要がある。だから比べるべきは「知る主体を何個に減らせるか」と「知った先で何が起きたか」になります。
被害は4つの境界のどこかで起きる
🚪 フリマ・ECにおける4つの侵害境界
採点する「7つの壁」
| 壁 | 何を見るか | A(3点)をつけた基準 |
|---|---|---|
| 壁1 相手に渡る情報 | 取引相手や店舗に、氏名・住所・電話・メールがどこまで渡るか | 標準設定のまま、相手に住所が渡らない |
| 壁2 カード情報 | カード番号を誰が持つか。トークン化、マスク表示、3Dセキュア | 店舗に渡さず、会員画面でもマスクし、PCI DSS準拠を明示 |
| 壁3 ログイン防御 | 耐フィッシング認証(パスキー)がどこまで使えるか | 全ログイン経路でパスキーが使え、パスワード単独を廃止する計画がある |
| 壁4 復旧・セッション | ログイン履歴、全端末ログアウト、復旧手続きの強度 | ログイン履歴と全セッション終了機能を利用者が使える |
| 壁5 決済ページ | 決済画面の改ざん(Webスキミング)への備え | 改ざん検知・スクリプト管理の方針を公開している |
| 壁6 本人確認と保存 | 本人確認情報の取得範囲と、退会後の保存期間 | 取得範囲が限定的で、保存期間が短く明示されている |
| 壁7 影響範囲と透明性 | 侵害時にどこまで波及するか。仕様と対策の公開度 | 認証方式の移行計画や範囲を数値・期限つきで公開 |
決済ページの改ざん対策について、具体的な方針を公開しているサービスは今回ありませんでした。攻撃者に手の内を明かすことになるため、開示されないのが普通です。ただし利用者から見れば「確かめようがない」ことに変わりはありません。この壁だけは、サービス選びで差がつかないと考えてください。差が出るのは、モールの外側にある個別のECサイトです(第7章)。
「パスキーだから安心」も正確ではありません
パスキーはWebAuthnの仕様上、接続先のドメインと鍵が結びついているため、適切に実装されていれば偽サイトでは使えません。フィッシング耐性はここから来ます。ただしこれが守るのは「ログインの瞬間」だけです。端末が乗っ取られていれば、すでにログイン済みのセッションがそのまま使われます。登録手続き、復旧経路、パスキーを同期しているクラウドアカウントも、それぞれ別の攻撃面です。壁3と壁4を分けて採点しているのは、そのためです。
第3章 おわり — フリマ3社の比較へ
フリマ3社:相手に住所を見せない仕組み
「匿名配送がある」は3社とも同じ。違うのは条件です
フリマアプリで最も気にされるのが「取引相手に住所が知られるか」です。3社とも匿名配送を用意しています。ですから、そこを比べても意味がありません。差が出るのはどういう条件で匿名になるかです。
| サービス | 匿名になる条件 | 匿名にならない場合 | 評価 |
|---|---|---|---|
| Yahoo!フリマ | 標準で匿名。案内されている配送方法は「おてがる配送(ヤマト運輸)」「おてがる配送(日本郵便)」で、いずれも匿名配送 | 返品・再送など、取引の枠外で当事者どうしが調整するとき | A ─ 匿名にならない配送方法を選ぶ余地がない |
| メルカリ | 出品時に「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」等を指定している取引 | メルカリ便以外で出品した商品は、取引開始後にメルカリ便へ変更しても匿名配送にはなりません | B ─ 出品時に選べば強い。あとからは戻せない |
| 楽天ラクマ | 取引開始前から「かんたんラクマパック」に設定されている必要がある | 取引開始後に他の配送方法から変更したものは匿名配送の対象外。配送方法「未定」+「送料込み」なら取引開始後も変更できるが、支払い完了時にお届け先が出品者へ表示されるため匿名にならない | C ─ 「未定」という抜け道がかえって危ない |
ここが最も誤解されている点です。メルカリは出品時にメルカリ便を指定していないと、あとからメルカリ便に変更しても匿名配送になりません。楽天ラクマも取引開始前の設定が必要で、さらに配送方法を「未定」にしていた場合は、取引開始後に変更できる代わりに、支払い完了の時点でお届け先が出品者に表示されます。「出品するとき」「買うボタンを押す前」に決める。これが唯一の正解です。
第2章の統計と、この表を重ねてください
「設定すれば安全」は、高齢層には届きにくい
ネット通販利用世帯の5人に1人が70代以上という第2章の数字を思い出してください。配送方法の選択画面で「これを選ぶと住所が相手に見えません」と理解して選べる人は、どれだけいるでしょうか。Yahoo!フリマを壁1でAにしたのは、機能が多いからではなく、何も知らなくても匿名になるからです。セキュリティ機能の価値は、性能ではなく「初期状態でオンかどうか」で決まる場面が確実にあります。
フリマ3社の壁1〜壁7
| 壁 | Yahoo!フリマ | メルカリ | 楽天ラクマ |
|---|---|---|---|
| 1 相手に渡る情報 | A 3 | B 2 | C 1 |
| 2 カード情報 | B 2 | B 2 | C 1 |
| 3 ログイン防御 | A 3 | A 3 | C 1 |
| 4 復旧・セッション | A 3 | B 2 | B 2 |
| 5 決済ページ | B 2 | B 2 | B 2 |
| 6 本人確認と保存 | B 2 | B 2 | C 1 |
| 7 影響範囲と透明性 | A 3 | B 2 | C 1 |
| 合計(21点満点) | 18 | 15 | 9 |
カード情報と本人確認の扱い
メルカリはカード、銀行口座、本人確認情報を取得し、カード決済は3Dセキュア2.0に対応しています。Yahoo!フリマはYahoo!ウォレットのカードとPayPay、受取口座、必要に応じた本人確認で、3Dセキュアに対応。楽天ラクマはカード・銀行・電子マネー等に対応しますが、3Dセキュアは一部の利用時にとどまります。
退会しても消えない情報があります
楽天ラクマは規約上、サービス終了後も原則10年間保有する情報があります。これは違法でも異常でもなく、取引記録の保存という正当な業務要件から来るものです。ただし利用者の側から見れば、「退会したから安心」ではないということです。壁6でCとしたのはこの点で、他社についても退会後の保存期間を明示しているサービスは多くありません。
第4章 おわり — ECモール3社へ
ECモール3社:店舗が持つ情報とカード番号
「店舗に住所が渡る」のは事故ではなく、通常業務です
モール型ECでは、匿名配送という考え方がそもそも成立しません。商品を発送するのは店舗だからです。つまり店舗が氏名・住所・電話番号・注文内容を持つのは、避けようのない前提になります。
そのうえで各社が工夫しているのが、「渡さなくていいものは渡さない」という線引きです。
| サービス | 店舗・出品者に渡るもの | 渡さないと説明されているもの |
|---|---|---|
| 楽天市場 | 配送・取引上必要な氏名、住所、電話番号など。カードのブランドと下4桁はショップが把握し得る | 実メールアドレスとカード番号は店舗に渡さないと説明。メールアドレスは暗号化、PCI DSS準拠。第三者が会員アカウントにログインしても登録カード番号は読み取れない |
| Yahoo!ショッピング | 店舗が注文・在庫・配送を管理するため、注文情報を保有 | カード情報は店舗を経由せずカード会社へ送信すると説明。ただし公式FAQに「一部ストアを除く」と明記。登録カードはYahoo!ウォレット側で管理 |
| Amazon.co.jp | マーケットプレイス出品者は購入者の氏名・住所を知ることができる | カード番号など支払い情報は出品者に渡らない。Amazonが取り扱い、PCI DSS準拠を説明 |
あなたの住所は、モールと店舗の両方にあります
これがモール型で最も見落とされる点です。「楽天市場は安全だから大丈夫」ではありません。あなたの注文情報のコピーは、その商品を売った店舗の管理画面にもあります。第3章の境界②です。そして店舗のセキュリティ水準は、モールの水準とは別物。管理者がフィッシングに遭えば、その店舗で買った人の氏名・住所・電話・注文内容が漏れます。買う店を選ぶことは、預け先を選ぶことでもあります。
ECモール3社の壁1〜壁7
| 壁 | Yahoo!ショッピング | 楽天市場 | Amazon.co.jp |
|---|---|---|---|
| 1 相手に渡る情報 | B 2 | B 2 | C 1 |
| 2 カード情報 | B 2 | A 3 | B 2 |
| 3 ログイン防御 | A 3 | B 2 | B 2 |
| 4 復旧・セッション | A 3 | B 2 | B 2 |
| 5 決済ページ | B 2 | B 2 | B 2 |
| 6 本人確認と保存 | B 2 | B 2 | B 2 |
| 7 影響範囲と透明性 | A 3 | B 2 | B 2 |
| 合計(21点満点) | 17 | 15 | 13 |
楽天市場が壁2でAなのは、カード番号だけでなく実メールアドレスまで店舗に渡さないと説明している点を評価しました。メールアドレスが渡らなければ、店舗側が漏えいしたときにあなたのメールアドレスを起点にしたフィッシングが起きにくくなります。地味ですが実効性のある設計です。
ただし正確に書いておくと、ショップ側はカードのブランドと下4桁を把握し得ます。「カード情報が一切渡らない」ではなく「決済に使える完全な番号は渡らない」という理解が正しい。逆に、第三者があなたの楽天会員アカウントに不正ログインしたとしても、登録済みカード番号は読み取れないと説明されています。
「カード情報は店舗を経由しない」という説明は公式資料で確認できますが、「一部ストアを除く」という但し書きがあります。この但し書きがあるため、壁2はAではなくBとしました。
ただし、その例外は見分けられます。対象外になるのはクレジットカード決済を独自に設定しているストアで、該当ストアは商品検索の一覧で所定のアイコンが表示されません。つまり「どの店舗が例外か分からない」わけではなく、買う前に確認できるということです。カード番号を入力する画面が、Yahoo!ショッピング側のものかストア独自のものか――ここは意識して見る価値があります。
第5章 おわり — ログイン防御の現在地へ
ログイン防御|パスキーの現在地
2026年、日本の大手はパスワードを捨てにかかっています
第3章の境界③――アカウントの乗っ取りです。ここはこの1年で最も動いた領域で、各社の姿勢がはっきり分かれました。
| サービス | 認証基盤 | パスキーの状況 | 評価 |
|---|---|---|---|
| Yahoo!フリマ Yahoo!ショッピング | Yahoo! JAPAN ID | パスキー対応。2027年春までにパスワード単独ログインを終了予定。2026年4月14日からパスワード単独の利用者に設定を促している | A |
| メルカリ | メルカリアカウント | 2024年1月29日からアプリ上のすべてのログインにパスキーを適用。生体情報はメルカリに保存されない | A |
| Amazon.co.jp | Amazonアカウント | パスキー対応 | B |
| 楽天市場 | 楽天ID | 公式FAQで楽天IDのパスキーを案内。2026年1月以降、対応サービスを順次拡大と説明 | B |
| 楽天ラクマ | アプリは楽天ID/Web版はラクマのメールアドレス・パスワード | 楽天IDにはパスキーがあるが、Web版のパスワード経路が残るため、全入口の耐フィッシング化は公開情報から確認できず。状況に応じSMSまたはメール認証コード | C |
Yahoo! JAPAN IDは、すでに9割がパスワードレス
LINEヤフーの公表によれば、ログイン利用者の約90%がすでにパスワードレスでログインしており、約60%がパスキーを設定済みです。そのうえで2027年春にパスワード単独ログインを終了する計画を、期限つきで公開しています。この記事が壁7(透明性)でYahoo!系にAをつけたのは、移行の進捗を数字で出しているからです。「対応しています」と書くだけの説明とは、利用者にとっての価値が違います。
ラクマの評価が割れる理由
楽天ラクマの壁3をCにしたのは、機能がないからではありません。入口が2つあって、片方だけが強いからです。
🟢 アプリからのログイン ─ 楽天IDなのでパスキーが使える
楽天グループは2026年1月以降、パスキーと二要素認証の対応サービスを順次拡大しており、その対象には楽天ラクマも含まれます。アプリだけを使うなら、防御は他社と遜色ありません。
🔴 Web版からのログイン ─ メールアドレスとパスワードの経路が残る
ここが問題です。攻撃者は強いほうの入口を使いません。偽サイトに誘導してWeb版のパスワードを入力させれば、パスキーを回避できる可能性があります。状況に応じてSMSやメールの認証コードが求められますが、SMSやメールのコードは偽サイトに入力させられる――これはクレジットカードの記事でも見た構図です。
「パスキーに対応」だけでは、まだ足りません
確認すべきは3つあります。①すべてのログイン経路で使えるか。②パスワード単独のログインを閉じられるか。③復旧手続きがパスキーより弱くないか。①が欠けるとラクマのような状態になり、②が欠けると攻撃者はパスワード経路を選び、③が欠けると「パスワードを忘れた」という手続きが迂回路になります。Yahoo!系が高いのは、②に期限つきの計画があるからです。
壁4:ログイン履歴と「全端末からログアウト」
意外に差が出たのがここです。Yahoo! JAPAN IDにはログイン履歴の確認と、全セッションを終了する機能があります。乗っ取りに気づいたとき、攻撃者が持っている「ログイン済みの状態」を強制的に切れるかどうかは決定的です。
パスワードを変えても、既存のセッションが生きていれば攻撃者はログインしたままです。第3章で「パスキーはログインの瞬間しか守らない」と書いたのは、この意味でもあります。自分が使っているサービスに「すべての端末からログアウト」があるか、いま探してみてください。
第6章 おわり — この記事で最も重要な章へ
最大の落とし穴|「まとめて漏れる」EC基盤
ここまで比べてきた6サービスの、外側にある話です
第2章のデータで、EC事案の82.8%が不正アクセスだと分かりました。では攻撃者は何を狙っているのか。答えは個々の店舗ではなく、その下の共通基盤です。
2026年8月:ショップサーブ事案
BASE子会社のEストアーが運営するEC構築・支援サービス「ショップサーブ」で、2026年5月21日から8月1日にかけて、外部の第三者がサーバー上で不正なプログラムを実行し、購入者情報を外部へ送信していたことが公表されました。
対象は最大で延べ8,853,839件。氏名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス、勤務先に加え、カード名義・カード番号の先頭6桁および下4桁・有効期限、さらに会員ID・パスワード、店舗管理用の情報が含まれます。セキュリティコード(CVV/CVC)は同社が保持していないため対象外と説明されています。
この事案の本質は件数ではありません。1つの基盤が破られた結果、そこに乗っていた無数の店舗の顧客が同時に漏れたという構造です。
🏗 なぜEC基盤の侵害は被害が跳ね上がるのか
Webスキミングは「カード情報を持たない」設計でも防げない
もう一つ、決定的に重要な誤解を解いておきます。第2章で見た「決済アプリ改ざん」――Webスキミングの仕組みです。
盗まれるのは「決済したとき」ではなく「入力したとき」
Webスキミングは、決済ページに不正なスクリプトを仕込み、利用者がカード番号を入力したその瞬間に、攻撃者のサーバーへコピーを送ります。店舗のサーバーにカード情報が保存されるかどうかは関係ありません。つまり業界が進めてきた「カード情報の非保持化」では、この手口を防げないのです。しかも入力欄から直接取るため、セキュリティコードまで盗まれ得ます。
第2章で抜き出した8件の改ざん事案――カーテン通販60,663人、豆腐通販73,213件、駿河屋30,431件、包装資材3,973人、オーガニック食品2,466人――は、いずれもこの型です。業種はばらばらなのに手口が同じなのは、攻撃者が業種ではなく「同じ作りのサイト」を探しているからです。
3Dセキュアは、この攻撃を止めません
クレジットカードの記事で、EC加盟店には2025年3月末までにEMV 3-Dセキュアの導入が求められたと書きました。ただし3Dセキュアは「本人認証」であって、「入力画面が改ざんされていないかの検知」ではありません。本人が正しく認証しても、入力した番号のコピーは攻撃者に渡ります。盗まれた番号は別のサイトで使われます。守りの層が違うのです。
だから、この6サービスを使うこと自体が対策になる
皮肉な結論ですが、これがいちばん実務的です。大手モールやフリマの中で完結して買えば、決済ページはモールのものです。個別の店舗が自前で用意した決済画面を通らずに済みます。
第2章のデータを思い出してください。カード情報を含む漏えいのリストに並んでいたのは、笹だんご、健康靴、作業服、リサイクル着物、包装資材、豆腐、インク――いずれも検索して初めて名前を知るような、専門店の自社サイトでした。今回比較した6サービスの名前は、そこにありません。
同じ商品が大手モールでも個別の通販サイトでも買えるなら、カード決済は大手モール側で行うほうが、統計的には安全側です。どうしても個別サイトで買う必要があるなら、コンビニ払い・代引き・使い捨てのバーチャルカードを使えば、カード番号そのものを入力画面に置かずに済みます。
第7章 おわり — 選び方と今日の行動へ
選び方と、今日やる7つの設定
総合点の高い順に乗り換える、という結論にはなりません
6サービスはいずれも大手が運営する巨大なプラットフォームで、どれを使っても、無名の通販サイトでカードを入力するよりは安全側です。そのうえで、目的別に整理します。
🏠 相手に住所を知られたくない
- Yahoo!フリマ ─ 標準で匿名配送。設定を覚える必要がない
- メルカリなら必ず「メルカリ便」で出品・購入する
- ラクマは取引を始める前にかんたんラクマパックを選ぶ
🔐 乗っ取りが心配
- Yahoo!フリマ/Yahoo!ショッピング ─ パスキー一本化の計画が明確
- メルカリ ─ アプリの全ログインにパスキー適用済み
- ラクマはWeb版を使わず、アプリだけにするのが現実的
💳 カード情報を広げたくない
- 楽天市場 ─ カード情報も実メールアドレスも店舗に渡さない
- Yahoo!ショッピングはストア独自決済のストアが例外。一覧のアイコンで見分けられる
- Amazonはニックネーム設定で本名の露出を減らせる
- 個別サイトではコンビニ払い・代引き・バーチャルカード
👴 高齢の家族に使わせる
- 設定が要らないものを選ぶ = Yahoo!フリマ
- 先にパスキーを代わりに設定してあげる
- カード明細を家族が月1回見る約束にしておく
今日やる7つの設定(所要20分)
7つの壁に、それぞれ1つずつ対応しています
- 壁1:フリマは出品前・購入前に匿名配送を選ぶ。あとから変えても手遅れな場合があります
- 壁2:登録しっぱなしのカードを見直す。使っていないカードは削除する(預け先が減れば漏れる先も減ります)
- 壁1:Amazonでマーケットプレイス出品者に本名を知られたくないならニックネームを設定する。住所を出したくない荷物はコンビニ受取・営業所止めを使う
- 壁3:パスキーを設定する。Yahoo! JAPAN ID、メルカリ、Amazon、楽天IDはいずれも対応しています
- 壁4:ログイン履歴を確認し、「すべての端末からログアウト」があるかを探しておく。乗っ取られてから探すのでは遅い
- 壁5:カード明細を月1回見る。Webスキミングは利用者側からは検知できません。明細が唯一の発見手段です
- 壁6:使わなくなったサービスは退会する。ただし退会後も一定期間保有される情報があることは理解しておく
- 壁7:漏えいのお知らせメールが来たら、まずリンクを踏まずに公式サイトを自分で開く。事故の直後は必ず便乗フィッシングが来ます
①フリマ・ECはゼロ知識にできないので、比べるのは「渡す相手を減らせるか」。②国内漏えい745件のうち一般事案は7割が「うっかり」だが、EC事案は82.8%が不正アクセスで、原因構造がまるで違う。③最大のリスクは個々のサービスではなくEC基盤とWebスキミングで、これはカード情報の非保持化でも3Dセキュアでも防げない。
第8章 おわり — FAQへ
この記事に寄せられそうな疑問
採点の前提と、読み間違えやすい点について
楽天ラクマの9点は、使わないほうがいいということですか?
違います。低評価の中身は、①匿名配送を選ぶタイミングが厳しい、②Web版にパスワード経路が残る、③退会後の保存期間が長い、という3点です。いずれも使い方で回避できます。出品・購入の前に必ずかんたんラクマパックを選び、Web版を使わずアプリだけにし、楽天IDのパスキーを設定する。これで実質的な防御は他社と大きく変わりません。点数は「初期状態でどこまで守られるか」を測っています。
Yahoo!フリマが1位なのは意外です。機能が多いのですか?
逆です。設定しなくても匿名配送になるから高評価になりました。第2章のとおり、ネット通販利用世帯の5人に1人が70代以上です。「正しく設定すれば安全」という機能は、設定できる人にしか届きません。加えてYahoo! JAPAN IDはパスキー移行の計画を期限つきで公開しており、ログイン履歴と全セッション終了機能もあります。初期状態の強さと、透明性の高さが効いた結果です。
「ゼロ知識にできない」なら、フリマ・ECは全部危険ということですか?
そうではありません。正確に言うと、配送や返金に関わるすべての主体から取引データを隠すことはできないという意味です。保存時の暗号化、カード番号のトークン化、必要なときだけ復号する設計、権限の分離、保存期間の短縮――これらはすべて可能で、実際に各社が行っています。「平文で持つしかない」わけではありません。ゼロにはできないが、小さくはできるというのが正しい理解です。
カード情報を保存しないサイトなら安全ですか?
Webスキミングには効きません。第7章のとおり、この手口はあなたがカード番号を入力したその瞬間に、決済ページに仕込まれたスクリプトがコピーを攻撃者へ送ります。店舗のサーバーに保存されるかどうかは無関係で、入力欄から直接取るためセキュリティコードまで盗まれ得ます。「カード情報非保持」は別のリスク(サーバー侵入時の一括流出)を減らす対策で、万能ではありません。
パスキーを設定すれば、もう乗っ取られませんか?
ログインの瞬間は、かなり強くなります。パスキーは接続先のドメインと鍵が結びついているため、適切な実装なら偽サイトでは使えません。ただし守れないものが3つあります。①すでにログイン済みのセッション(端末が乗っ取られている場合)、②アカウントの復旧手続き(登録メールや電話番号が弱ければそこから入られます)、③パスキーを同期しているクラウドアカウント。だから壁3と壁4を分けて採点しています。
745件のデータベースは、日本の漏えい事故のすべてですか?
違います。これはセキュリティ専門メディアの報道記事から事案を抽出したもので、2025年8月1日から2026年8月21日までの745件です。報道されなかった事故は含まれず、同一事案の続報も別件として数えられている場合があります。絶対数ではなく、原因の構成比を比べる目的で使っています。「EC事案は不正アクセスの比率が6.2倍」という傾向は、この前提のもとでも十分に読み取れます。
ショップサーブの事案で、カード番号は全部漏れたのですか?
全桁ではありません。公表された対象はカード名義、カード番号の先頭6桁および下4桁、有効期限で、セキュリティコード(CVV/CVC)は同社が保持していないため対象外と説明されています。ただし会員ID・パスワードが対象に含まれている点のほうが重大かもしれません。同じパスワードを他のサービスで使い回していれば、そちらが次に狙われます。心当たりがあれば、使い回しているパスワードを今日中に変えてください。
FAQ おわり — 出典と関連記事へ
出典(2026年8月23日時点)
- 総務省統計局「家計消費状況調査」政府統計コード0003168295(インターネットを利用した1世帯当たり1か月間の支出・世帯主の年齢階級別・総世帯/2015〜2025年)=「インターネットを通じて注文をした世帯」の年齢構成を筆者集計
- 国内の情報漏えい報道データベース(security-next 等の報道記事から事案を抽出/2025年8月1日〜2026年8月21日・745件)= 原因別・業種別の構成比を筆者集計
- Eストアー「不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせについて」(2026年8月1日)、「同(第2報)」(2026年8月2日)= 最大延べ8,853,839件、2026年5月21日〜8月1日、カード名義・番号の先頭6桁と下4桁・有効期限、会員ID・パスワード、セキュリティコードは非保持
- LINEヤフー「Yahoo! JAPAN ID、安全性・利便性向上を目的としてログイン方法を『パスキー』に一本化へ」(2027年春にパスワード単独ログイン終了予定。ログイン利用者の約90%がパスワードレス、約60%がパスキー設定済み)
- Yahoo!フリマ「売れた商品はどうやって発送するの?」および Yahoo! JAPANヘルプセンター「おてがる配送(ヤマト運輸)とは」(Yahoo!フリマ向け/匿名配送で住所を知られずに取引できる旨)、Yahoo!ショッピング「安心安全の取り組み」(注文情報はストアに渡るがクレジットカード番号はストアに知られない旨、およびクレジットカード決済を独自に設定しているストアは対象外で一覧のアイコンが表示されない旨)、Yahoo! JAPAN IDのログイン履歴・全セッション終了機能
- 株式会社メルカリ「メルカリ、すべてのログインに生体認証『パスキー』を導入」(2024年1月29日/アプリ上のすべてのログインに適用、生体情報はメルカリに保存されない)、メルカリガイド「パスキーとは」「取引開始後、他の配送方法からメルカリ便への変更」「メルカリ便から他の配送方法への変更」(出品時にメルカリ便を指定していない商品は、あとから変更しても匿名配送にならない旨)、3Dセキュア2.0への対応
- 楽天グループ「パスキー・二要素認証の対応サービス拡大について」(2026年1月以降順次/楽天市場・楽天ラクマ等を含む)、楽天市場の公式FAQ(楽天IDのパスキー案内)、【楽天市場】「安心・安全への取り組み|情報セキュリティの取り組み」(実メールアドレスとカード番号を店舗に提供しない、メールアドレスは暗号化、PCI DSS準拠、第三者が会員アカウントにログインしても登録カード番号は読み取れない旨)
- ラクマ公式ガイド「匿名配送とは」「匿名配送になっていない」「配送方法を変更したい」(取引開始後に変更したものは匿名配送の対象外、配送方法「未定」+「送料込み」の場合は支払い完了時にお届け先が出品者へ表示される旨)、ラクマ プライバシーポリシー(取引等の終了後も個人情報を10年間保持)
- Amazon.co.jp プライバシー規約(マーケットプレイス出品者は購入者の氏名・住所を知ることができ、カード番号など支払い情報は渡らない)、Amazonのセキュリティに関する説明(PCI DSS準拠、パスキー対応)、ニックネーム設定に関する案内
- 一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)「ECサイト改ざんによるクレジットカード情報窃取について」、クレジット取引セキュリティ対策協議会「クレジットカード・セキュリティガイドライン【6.0版】」(2025年3月)
- W3C/FIDO Alliance WebAuthn 仕様(オリジン結合によるフィッシング耐性)
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