QR決済・電子マネー10サービスの安全性を「7つの壁」で採点2026|補償されない条件を全社の規約から洗い出した

10サービス横断・一次情報のみで採点

QR決済・電子マネー10サービスの安全性を
「7つの壁」で採点2026

PayPay・楽天ペイ・d払い・au PAY・メルペイ・AEON Pay/モバイルSuica・楽天Edy・nanaco・WAON。全社の規約と「資金決済法に基づく表示」から、補償されない条件を洗い出しました。

「QR決済って、結局どれがいちばん安全なんですか」。この質問に正面から答えるために、以前ネット銀行・メガバンク8行を「7つの壁」で採点した記事と同じ物差しを、QRコード決済と電子マネーに当ててみました。

ところが、調べ始めて早々に設計を変えることになりました。銀行の記事では「8行とも全銀協準拠の補償という骨格は共通」と書けたのに、決済サービスでは骨格そのものが存在しなかったからです。ある会社は「全額補償します」と言い、別の会社は「補償はございません」と言う。しかもどちらも法律違反ではありません。

この記事では、10サービスすべての公式ページ・利用規約・「資金決済法に基づく表示」を1件ずつ読み、金融庁のガイドラインで根拠を確かめたうえで、「いつまでに申請すれば補償されるのか」「どういう場合に補償されないのか」を全社横並びの表にしました。日本語でこの表を作った記事は、調べた限り見つかりませんでした。

⚠ 最初に、この採点の限界をはっきり書きます

これは金融庁の格付けでも第三者機関の監査結果でもなく、「公式に開示されている情報」を筆者が独自の基準で採点したものです。そして今回いちばん気をつけたのは、「対策をしていない」と「公式サイトに書いていない」を絶対に混ぜないことです。

書いていない項目は0点ではなくN/A(情報開示なし)として採点の分母から外し、代わりに「どれだけ説明しているか」を開示率という別の数字で出しました。特定のサービスの利用を推奨・非推奨するものではありません。金額や期限は変わりますので、実際に申請するときは必ず各社の最新の案内をご確認ください。

CHAP1

第1章 / 全8章

結論:ランキングは2つに分けました

QR決済と電子マネーは、守るものがそもそも違う

先に結論を出します。ただし1本のランキングにはしていません。QR決済で守るのは「アカウント」、電子マネーで守るのは「媒体と残高」で、防御の構造が別物だからです。理由は第6章で嫌でも分かります。

QRコード・バーコード決済6サービス

順位サービス達成率開示率この会社の性格
1位PayPay
100%
86%
説明量が最多。補償されない条件まで書いている唯一のサービス
2位d払い
100%
71%
パスキー・24時間監視・補償条件がきれいに揃う教科書型
3位メルペイ
82%
79%
補償額が「直接かつ通常の損害額」。「全額」と書いていない唯一のサービス
4位楽天ペイ
85%
71%
入口の認証は最厚。ただし補償の対象外が「故意又は過失」と最も広い
5位au PAY
100%
57%
書いてあることは全部満たす。補償はお1人につき1回まで
6位AEON Pay
81%
57%
入口の説明は薄いが、補償の対象外条件と公表基準はPayPayに次いで詳しい。ただし置き場所が分かりにくい

達成率=得点÷(満点28−N/A分)。開示率=(満点28−N/A分)÷28。順位は達成率ではなく得点の絶対値で並べています(達成率だけ見ると、何も書いていないサービスが100%になってしまうため)。

電子マネー4サービス

順位サービス達成率開示率この会社の性格
1位モバイルSuica
91%
79%
残高上限2万円が最小。JRE IDがパスキー対応。止まるまでのリスクを自ら書いている
2位nanaco
80%
71%
窓口が9〜21時・年中無休で最長。ただし再発行300円+引継ぎ10〜14日
2位楽天Edy
73%
79%
チャージ時の防御が最厚。カード型は残高の引継ぎすらできない
4位WAON
67%
64%
手数料は無料。ただし所有者情報を登録していないと停止すらできない
⚖️

この2つの表を合算して1本のランキングにしてはいけません

電子マネー4サービスは全社が「7番目の壁(被害を取り戻す)」で0点です。これは説明不足ではなく、制度としてそう決まっています。同じ物差しに載せると「電子マネーは全部危険」という誤った結論になってしまいます。詳しくは第6章で、4社の原文をそのまま引用します。

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第1章 おわり — 次は第2章「銀行と決済は法律の土台が違う」

CHAP2

第2章 / 全8章

銀行と決済は、法律の土台がそもそも違う

「補償せよ」ではなく「補償方針を書け」しか義務がない

ここが今回いちばん大きな発見でした。銀行口座のお金と、PayPay残高やSuicaの残高は、守っている法律が別物です。

比べる観点銀行預金QR決済・電子マネーの残高
根拠になる法律預金者保護法(偽造カード等及び盗難カード等を用いて行われる不正な機械式預貯金払戻し等からの預貯金者の保護等に関する法律)+全国銀行協会の申し合わせ資金決済法(前払式支払手段/資金移動業)
不正利用されたときの補償法律で補償の枠組みが定められている補償そのものを義務づける法律は無い
法律が求めていること補償そのもの「補償方針」を作って、利用者に情報提供すること
その根拠前払式支払手段に関する内閣府令 第23条の2第1項第3号ほか(金融庁「事務ガイドライン」第三分冊5 Ⅱ−2−9)

「補償方針を作って情報提供せよ」と言われているだけ、というのがどういう意味を持つのか。金融庁のガイドラインを読むと、補償方針に何を書くべきかがはっきり指定されています。

イ.前払式支払手段の発行の業務の内容に応じて、損失が発生するおそれのある具体的な場面毎の被害者に対する損失の補償の有無、内容及び補償に要件がある場合にはその内容

金融庁「事務ガイドライン(第三分冊:金融会社関係)5 前払式支払手段発行者関係」Ⅱ−2−9−1 主な着眼点

注目してほしいのは「補償の有無」という部分です。つまり「補償しません」と書くことも、制度上はまったく正しい対応なのです。

だから nanaco は公式FAQで「補償はございません」と書けます。楽天Edy は「原則として払戻しや盗難・紛失時の残高補償はできません」と書けます。モバイルSuica は「原則として、当社は責任を負わない」と書けます。各社が不誠実なのではなく、法律が「補償せよ」と言っていないのです。この一点を知らずに「大手だから補償されるはず」と思い込んでいると、いざというときに足元が抜けます。

意外なことに、相談が多いのは新しいQR決済ではありません

もうひとつ、公式の数字で直感がきれいに裏返る話をします。内閣府の消費者委員会が2026年8月3日にまとめた資料には、支払手段ごとの決済額と消費生活相談の件数が載っています。これを割って「1兆円あたり何件の相談が出ているか」を計算してみました。

支払手段決済額消費生活相談1兆円あたりの相談件数
コード決済(QR決済)約13.5兆円約5,500件約407件
電子マネー約6.2兆円約10,000件約1,613件(約4倍)
後払い決済約1.8兆円約50,000件約27,778件

出典:消費者委員会 支払手段の多様化と消費者問題に関する専門調査会 第19回(2026年8月3日)資料1「取りまとめについて(案)」p.8。決済額は経済産業省公表資料、相談件数は国民生活センター資料。決済額は暦年・相談件数は年度で単位が混在しているため、正確な比率ではなく桁の感覚として読んでください。1兆円あたりの件数は筆者の計算です。

決済額はコード決済が電子マネーの2倍以上あるのに、相談件数は電子マネーのほうが約2倍多い。比率で見ると約4倍です。「新しいQR決済のほうが危ない」という感覚は、少なくともこの数字の上では成り立ちません。そして後払い決済の桁違いの多さは、また別の記事で扱うべき話です。

🏛️

国はいま、この「隙間」を埋めにかかっています

同じ資料には「業態ではなく機能に着目した横断的な規律への転換が求められている」(p.22)、中間整理で示された指摘として「現状では多大なリスクを消費者のみが負担する構造となっているのではないか」(p.3)と書かれています。ただしこれは「取りまとめについて(案)」であって、まだ決まったルールではありません。「義務化された」と読まないでください。

第2章 おわり — 次は第3章「採点方法・決済版7つの壁」

CHAP3

第3章 / 全8章

採点方法「決済版・7つの壁」

お金が動く順に、防御を7段に分ける

銀行の記事で使った「7つの壁」は、口座開設から送金・被害補償までの流れに沿って防御を7段に分ける考え方でした。決済サービスでは、お金が動く場面が違うので壁を組み替えています。しかもQR決済版と電子マネー版で中身を変えました

QR決済版(アカウント防御型)電子マネー版(媒体・残高防御型)
アカウントを守る
パスキー/FIDO2・2段階認証・機種変更時の確認・端末の一括ログアウト
媒体そのものを守る
法定情報の開示・ICチップの脆弱性への公式言及
アプリと端末を守る
起動時ロック・生体認証・バーコード非表示・端末管理
端末と紐付けを守る
会員IDの認証強度・アプリ側の生体認証
チャージを守る
本人確認(eKYC)・クレカチャージの3Dセキュア
チャージを守る
事前の所有者情報登録・3Dセキュア・口座の本人確認
支払いを守る
利用限度額の自分設定・利用内容の即時通知
残高そのものを守る
残高上限が低いほど加点・残高と履歴の確認手段
異常を見つける
24時間365日監視の明記・検知時の自動停止
異常を見つける
利用通知・監視体制の明記
被害を止める
利用停止の経路・24時間受付窓口
被害を止める
停止の受付経路・停止が完了するまでの時間
被害を取り戻す
補償額・申請期限・警察届出・対象外条件の明示
被害を取り戻す
残高の引継ぎ・第三者に使われた分の補償

壁は7つ、各壁に2項目ずつ、1項目2点。合計28点満点です。

電子マネーの壁④だけ、逆向きに採点しました

「残高上限が低いほど加点」というのは一見おかしく見えますが、電子マネーは第6章で見るとおり盗られた分が戻ってきません。だとすれば、入れられる金額の天井が低いこと自体が防御になります。現行のモバイルSuicaの上限2万円は、この基準では最も安全です。そして2026年秋に予定されている「上限30万円」への引き上げは、この基準では減点になります。この逆説は第7章で詳しく書きます。

0点とN/Aを、意地でも分けました

銀行8行の記事では、8点と12点の差が結局「情報開示の丁寧さ」の差でしかなく、体感できる安全性の差とは限らないと書きました。今回はその反省を採点方式そのものに組み込んでいます。

記号意味採点
公式情報で明確に確認できた2点
部分的・条件付き、または別サービス側での提供1点
公式に「しない/責任を負わない」と読み取れる0点
N/A公式情報で確認できなかった(対策がないという意味ではない)分母から除外

そのうえで2つの数字を出します。達成率=得点÷(28−N/A分)で「書いてあることをどれだけ満たしているか」、開示率=(28−N/A分)÷28で「そもそもどれだけ説明しているか」。守りの強さと説明の丁寧さを、最初から別の列に分けたわけです。

第3章 おわり — 次は第4章「QR決済6サービスの防御を並べる」

CHAP4

第4章 / 全8章

QR決済6サービスの防御を並べる

壁①〜⑥、つまり「盗られる前」の勝負

まず入口です。壁①〜③、アカウント・端末・チャージの防御を横に並べます。

項目PayPay楽天ペイd払いau PAYメルペイAEON Pay
①パスワードレス認証
FIDO2/パスキー
N/A ◯ パスキー
(FIDO2)
◯ パスキー
(dアカウント)
◯ FIDO2準拠
「指紋・顔認証によるログイン」
◯ パスキー
2024年9月〜
N/A
①2段階認証 ◯ QRコード等による強固な認証 ◯ 電話番号認証 ◯ セキュリティコード ◯ SMS/Eメール N/A ワンタイムパスワード
(カード側)
①端末の一括ログアウト ◯ 全端末からログアウト N/A N/A ◯ 許可した機器の解除 N/A N/A
②アプリ起動時ロック ◯ 顔・指紋・パスコード ◯ パスコード・指紋・顔 生体認証バーコード非表示 ◯ セキュリティロック ◯ 指紋・顔
③本人確認(eKYC) 全額補償の要件 △ パスキー登録の前提 ◯ 取引時確認 ◯ 本人確認サービス ◯ eKYC+公的個人認証 N/A
③クレカチャージの3Dセキュア 2026年7月から必須 ◯ 3Dセキュア2.0 N/A N/A △(カード側)
🪤

「パスキー対応表」を作ると、au PAYを不当に低く見てしまいます

au IDの「指紋・顔認証によるログイン」は、公式にFIDO2規格に準拠したパスワードレス認証だと説明されています。2020年から導入され、2023年7月に利用者1,000万人を突破しています。ただしKDDIは「パスキー」という言葉を使っていません。だから「パスキー」でページ内検索をすると0件になり、非対応だと誤読してしまう。中身で比べるなら「FIDO2ベースのパスワードレス認証に対応しているか」で見るのが正しい聞き方です。

続いて壁④〜⑥、支払い・検知・停止です。

項目PayPay楽天ペイd払いau PAYメルペイAEON Pay
④限度額を自分で設定 1日/1カ月×(支払い・送る・チャージ)+上限到達時に取引を一時保留 N/A N/A N/A △ 本人確認で上限50万円
(自分で下げる設定は未確認)
N/A
④利用内容の通知 N/A ◯ ご利用内容確認メール N/A N/A ◯ PUSH通知・メール ◯ ご利用通知サービス
⑤24時間365日監視の明記 ◯ セキュリティ専任スタッフ N/A ◯ モニタリングシステム N/A ◯ 専門スタッフとシステム N/A
⑤検知したら自動で止める 即時アカウント利用停止 N/A ◯ d払い+dアカウントを停止 N/A ◯ 規約でアカウント停止 N/A
⑥24時間受付の窓口 ◯ 24時間対応 N/A N/A N/A N/A ◯ 盗難・紛失専用ダイヤル
24時間年中無休(通話料有料)

24時間365日の監視を公式に明記しているのは、6社のうち3社(PayPay・d払い・メルペイ)だけでした。楽天については注意が必要で、楽天カードは24時間365日のAI監視を明記していますが、楽天ペイ/楽天キャッシュのページには記載がありません。別サービスの説明を混ぜて「対応済み」と数えるわけにはいかないので、ここはN/Aとしています。

AEON Payは「開示していない」のではなく「見つけにくい場所に置いてある」

入口の説明(壁①〜⑤)が薄いためAEON Payは6位になりましたが、これを「対策が弱い」と読むのは間違いです。実際に「資金決済法に基づく情報提供」のページを開いてみると、むしろ補償の細部はPayPayに次いで詳しく書かれていました

公式ページに書かれていたこと他社と比べてどうか
残高上限50,000円/有効期限は最後に増減した日から10年QR決済6社で上限を公開しているのはPayPay(100万円)とAEON Payのみ
Bank Payの口座を登録してから7日間は、チャージ上限が1回5,000円・1日5,000円に絞られる(7日経過後は1回10,000円・1日30,000円)6社で唯一の設計。口座を勝手に紐付けられた直後の被害額に、はっきり天井をかけている
補償の対象外を9項目列挙(故意・重大な過失/家族・同居人/停止措置を講じなかった場合/虚偽の申し出/口座やカードの管理不十分、利用上の過誤その他の帰責性/不当な利益・加担/書類未提出・調査非協力/戦争・地震/その他不適当と判断)PayPayと並ぶ詳しさ。とくに「管理不十分・利用上の過誤」は「重大な過失」より広い
不正取引の公表基準を明記(被害の拡大防止に必要と判断したとき等は速やかに公表)金融庁ガイドラインが求める5項目の最後の1つ。ここまで書いている会社は少ない
盗難・紛失専用ダイヤルが24時間年中無休(ナビダイヤル・通話料有料)24時間窓口を明記しているのはPayPayとAEON Payの2社
AEON Pay残高そのものの補償内容は「AEON Pay利用規約 第11条」を参照と案内制度の存在は明記されているが、金額(全額か)はPDFの規約を開かないと分からない

つまりAEON Payの弱点は対策そのものではなく、情報の置き場所です。「安全への取り組み」という分かりやすい1枚にまとまっておらず、法定の開示ページと利用規約PDFに分散しています。PayPayやd払いのように読者が最初にたどり着けるページで説明していれば、順位はもっと上でした。

なお混同されがちですが、イオンカードの「利用停止手続日を含めて61日前まで遡って補償」はクレジットカードの制度で、前払式支払手段としてのAEON Pay残高の話ではありません。この2つは別物です。

第4章 おわり — 次は第5章「補償の時計」

CHAP5

第5章 / 全8章

補償の時計:期限と、過失の線引き

同じ「原則全額補償」でも、中身は別物でした

ここがこの記事の山場です。4社が「原則全額補償」と書いています。しかし差は金額ではなく、時間制限と過失の線引きにありました。まず「何日以内に申請しなければいけないのか」を図にします。

不正利用に気づいてから、申請が受け付けられる期限

0日 30日 60日 90日 PayPay 60日 au PAY 60日 メルペイ 60日 d払い 30日 楽天ペイ 30日

各社の公式案内・利用規約・資金決済法に基づく表示から作図。d払いにはこの30日とは別に「申告した日から遡って90日より前の不正利用は対象外」という制限があります(軸が違うため図には含めていません)。au PAYは「申告日から60日以内の決済のみ」という書き方で、起点が他社と少し違います。AEON Payは日数ではなく「直ちに停止措置を講じ、連絡すること」という書き方なので、日数の軸に乗らず図には含めていません。

そして期限だけを見ていると足元をすくわれます。全10サービスの補償条件を、対象外の条件まで含めて並べます。

サービス補償額期限回数制限警察届出過失の線引き特に注意すべき点
PayPay全額損害発生日から60日初回のみ
前回申請から1年超なら再申請可
必須(事前)故意・重大な過失「送る・受け取る」機能を使った取引は対象外/審査に2〜3カ月/家族・同居人の利用は不可
d払い原則全額知った日から30日以内に書類提出明記なし必須(相談)故意・重大な過失申告日から遡って90日より前は対象外/他の金融機関から補填を受けていないこと
au PAY原則全額申告日から60日以内の決済のみお1人につき1回まで必須故意・虚偽・重大な過失「警察への届け出をいただかない場合、調査が進みません」と明記
メルペイ直接かつ通常の損害額
「全額」ではない
発生日から60日明記なし必須(申告・被害届)故意・過失で減額補償後、その不正利用に起因する権利の一切を会社へ譲渡
楽天ペイ
(楽天キャッシュ)
原則補償損失発生日から30日明記なし必須(申告)会員等の故意又は過失
軽い過失でも対象外
紛失・盗難によるチャージ・利用・処分は対象外/クレカ情報の不正取得はカード会社の方針に従う
AEON Pay連携先の損失は原則補償
残高分は利用規約第11条を参照
日数ではなく「直ちに」
停止措置+連絡が必須
明記なし明記なし
停止措置と連絡が条件
故意・重大な過失+管理不十分・利用上の過誤その他の帰責性対象外を9項目列挙。不正取引の公表基準まで書いている/24時間年中無休の盗難・紛失ダイヤル
モバイルSuica自社補償なしクレカ経由の不正入金は「調査・補償等は、すべてクレジットカード会社により行われます
楽天Edy残高補償なし「原則として払戻しや盗難・紛失時の残高補償はできません」
nanaco補償なし「補償はございません」(公式FAQ)
WAON補償なし所有者情報が未登録なら停止・再発行そのものができない

「重大な過失」と「過失」は、まったく別の話です

表のなかで見落としやすいのが、右から2番目の列です。PayPay・d払い・au PAYは「故意または重大な過失」があるときに補償しないと書いています。ところが楽天キャッシュの資金決済法に基づく表示は「会員等の故意又は過失に起因する損失である場合」を対象外と書いています。「重大な」が付いていません。メルペイも「故意・過失がある場合には補償金額を減額」としています。

法律の言葉としての「重大な過失」は、ごく普通の不注意より一段重い、ほとんど故意に近いような落ち度を指します。そこに「重大な」があるかないかで、実際に補償されるかどうかの分かれ目はかなり動きます。

AEON Payはもうひとつ別の書き方をしています。「故意または重大な過失」を対象外にしたうえで、「銀行口座又はクレジットカード等の利用・管理について、管理不十分、利用上の過誤その他の帰責性がある場合」も対象外と加えているのです。「重大な過失」に届かない普通の管理ミスも読み込める書き方で、実質的な広さは楽天ペイに近くなります。

どのサービスが良い悪いという話ではありません。「全額補償」の4文字だけでは何も分からないということです。

🚨 2026年に急増している手口は、いちばん手厚い補償の穴を正確に突いています

警視庁が「QRコードを利用する時の注意点」で挙げている手口は3つです。①「決済ができませんでした」「未払い料金があります」という偽メールにQRコードを添付し、開くと偽の送金画面が出る ②「代金の返金は○○ペイで行う」と称して送金用QRコードを送り、金額を入力させる ③正規のQRコードの上に偽のシールを貼り替える

また警察庁のサイバー警察局便り(2026年4月13日)は、アカウントを乗っ取り、店舗で電子たばこやゲーム機などの高額で換金しやすい商品を不正に購入する事案を注意喚起し、店側には「コード決済画面をスクロールさせるなどして、スクリーンショット画像ではないことを確認する」よう呼びかけています。

思い出してください。PayPayは「送る・受け取る」機能を使った取引は補償対象外と明記し、楽天ペイは「紛失・盗難によるチャージ・利用・処分」は対象外としています。つまりいま最も流行している手口は、最も手厚い補償が届かない領域を狙っています。「全額補償だから安心」という理解が、いちばん危ない理解です。

この手口を体で覚えるなら

「偽の送金画面」を見破る訓練ができます

偽サイトへ誘導する手口は、知識として読むより実物を見分ける練習をしたほうが残ります。実際の偽サイトを模した画面から怪しい点を探す「偽サイト鑑定士」と、フィッシングに引っかかった後に何が起きるかを時間軸で追える「被害タイムラインウォーカー」を公開しています。

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第5章 おわり — 次は第6章「電子マネーに7番目の壁は無い」

CHAP6

第6章 / 全8章

電子マネーに、7番目の壁は無い

4社の原文をそのまま読んでください

第1章で「2つのランキングを合算してはいけない」と書いた理由がここです。電子マネー4サービスについて、公式が何と書いているかをそのまま引用します。

nanaco(紛失・盗難時に残高を第三者に利用された場合の補償について)
補償はございません。利用停止完了時点の残高(電子マネー/ポイント)が再発行後のnanacoに引き継がれます。」

nanaco 公式FAQ

楽天Edy
「原則として払戻しや盗難・紛失時の残高補償はできません。

日本資金決済業協会「周知委託会員の前払式支払手段情報提供事項」楽天Edy/楽天Edy株式会社の利用者保護措置

モバイルSuica
「モバイルSuicaのデバイスの盗難、紛失もしくはモバイルSuicaのSF(電子マネー)が不正に利用された場合……当社の責めに帰すべき場合を除き、原則として、当社は責任を負わないものとします。

日本資金決済業協会 東日本旅客鉄道株式会社の利用者保護措置

WAON
WAON所有者情報の登録が済んでいて盗難・紛失を届け出た場合は、利用停止措置完了時の残高で新しいカードにチャージを受けられる。一方で、預金やクレジットカードの情報を第三者に知られてWAONにチャージされた場合、および所有者情報が未登録の場合は「責任を負いません」

日本資金決済業協会 イオンフィナンシャルサービス株式会社の利用者保護措置(要約)

4社に共通しているのは、「止めた時点で残っていた残高を、新しいカードに移す」までしかしないという設計です。使われてしまった分は戻ってきません。だから電子マネーでは、壁⑤(見つける)と壁⑥(止める)の速さが、そのまま被害額を決めます。

問題は「止まるまでに丸1日かかる」ことです

項目モバイルSuica楽天EdynanacoWAON
残高の上限20,000円
4社で最小
50,000円50,000円20,000円
申請で50,000円
止めるための前提会員登録Edy番号の登録
おサイフケータイのみ
お客様情報の登録
未登録・不備は再発行不可
所有者情報の登録
未登録なら停止すらできない
停止が完了するまで翌日にサーバーで再発行明示なし翌日中に停止完了明示なし
残高の引継ぎ◯ 定期券+SF残高カード型は不可
おサイフケータイのみ可
◯ 停止完了時点の残高
書類返送後10〜14日
◯ 停止処置完了時点の残高・ポイント
再発行手数料300円(税込)
キャンセルしても返金なし
無料
電話窓口の受付時間9:00〜17:00
土休日・年末年始を除く
平日9:30〜19:00
平日以外10:00〜18:00
9:00〜21:00
年中無休
WAONコールセンター
FeliCa脆弱性への公式言及

残高上限・窓口の受付時間は日本資金決済業協会の掲載情報。受付時間は電話窓口のもので、Webからの停止手続きは別に用意されている場合があります(モバイルSuicaは会員メニューサイトから手続きします)。それでも、電話でしか動けない状況になったときにこの差は効いてきます。

注目してほしいのは3行目です。モバイルSuicaもnanacoも、停止手続きをしてから実際に止まるまでに翌日までかかります。そしてJR東日本は、その空白を自ら明記しています。

「オートチャージ設定を行っていた場合、利用停止手続きによる停止措置が完了するまでの間、第三者によるオートチャージの利用がなされ、ご登録のクレジットカードに請求が発生するおそれがあります。」

JR東日本 モバイルSuica「端末の紛失・盗難」

これは隠さずに書いてくれているという意味で、むしろ誠実な記述です。ただし読者の側は、「落としてから丸1日、穴が空いたままになる」という前提で備える必要があります。オートチャージを設定している人は、その穴が残高上限で止まらず、クレジットカードの限度額まで広がる可能性があるということです。

💡

だから電子マネーは「入れっぱなしにしない」が唯一の防御になります

補償が無く、止まるまで1日かかるなら、打てる手は残高を大きくしないこと所有者情報・会員登録を先に済ませておくことしかありません。特にWAONは登録していないと停止も再発行もできないので、カードを持っているだけで済ませている人は今日登録しておく価値があります。

第6章 おわり — 次は第7章「2026年に効く5つの変化」

CHAP7

第7章 / 全8章

2026年に効く、5つの変化

この記事の前提が来年には変わります

時期できごと7つの壁への影響
2025年8月
→2026年7月21日
FeliCaの脆弱性がCVEとして正式公表(CVE-2026-59776/JVN#40509781)。2017年以前に出荷された一部のICチップが対象で、修正パッチは提供不可電子マネーの壁①。ただし後述のとおり読み方に注意
2026年4月13日警察庁がコード決済の乗っ取り被害を注意喚起(サイバー警察局便り 令和8年 Vol.2)。店舗で高額な換金性商品を買われる手口壁①⑤。店側の確認手順まで書かれた一次情報
2026年7月1日PayPayが他社クレジットカードの扱いを変更。3Dセキュアが必須になり、新方式「他社カード利用券」(1万円単位・最大25万円)へ。従来方式は2026年8月末に終了予定(三井住友カード発行分は継続)壁③。なお利用券の残高もPayPay補償制度の対象と明記されています
2026年8月3日消費者委員会が「取りまとめについて(案)」を提示。業態別ではなく機能に着目した横断ルールへ、5つの原則、たらい回しの禁止第2章の法制度。まだ「案」の段階
2026年秋
(2025年11月11日発表)
モバイルSuicaにコード決済が載り、チャージ上限が2万円→30万円へ。あわせて個人間送金・クーポン・あと払いも追加この記事の2部構成そのものが崩れます

FeliCaの脆弱性は「残高が盗まれる」話ではありません

CVE-2026-59776は、CVSS v4.0で7.0(重要度「高」)という数字が付いています。数字だけ見ると不安になりますが、評価ベクトルを読むと攻撃方法の欄がAV:P(Physical=物理)です。つまり対象のカードに物理的に近づかないと成立しません。ネット経由で遠くから狙えるものではありません。

そして楽天Edy・nanaco・WAON・Suica・QUICPayはいずれも「影響はない」と公表しています。ソニーの説明にあるとおり、FeliCaを使うサービスのセキュリティはICチップ単体ではなく、カード・店舗端末・サーバーまで含めたシステム全体で作られているからです。楽天Edyも「ICカード・店舗の端末・サーバシステムまでを含んだ、独自のシステムセキュリティ」と説明しています。

それでもこのCVEに触れる価値があるのは、「パッチを出せない脆弱性」という珍しい事例だからです。欠陥がシリコンに焼き込まれているので、ソフトウェア更新では直せません。ソニーが2025年8月に公表してからJVNでの正式公表まで11か月かかったという経緯も含めて、ハードウェアの脆弱性がどう扱われるのかを知る良い教材です。

2026年秋、この記事の前提が崩れます

最後の行がいちばん大きい変化です。モバイルSuicaにコード決済が載ると、次の3つが同時に起きます。

変わることセキュリティ上の意味
チャージ上限が2万円→30万円電子マネーの弱点は「落としたら終わり」でした。その終わる金額が15倍になります。第3章で「上限が低いほど加点」とした基準では、これは減点です
個人間送金が追加これはPayPayが補償対象外と明記している機能そのものです。2026年に急増している「自分に送金させる詐欺」の型が、そのまま移植されることになります。同じ送金機能を持つAEON Payは送金5万円/回・5万円/日・10万円/月、受取5万円/回・10万円/日・20万円/月と上限を公開しています。Suicaが上限をどう置くかは、そのまま被害の天井になります
残高をサーバー側で一元管理「端末・媒体を守る」型から「アカウントを守る」型へ寄っていきます。つまりこの記事の第1部と第2部の境界が消えます

サーバー管理になること自体は、止めるまでの空白時間が縮む可能性があるという意味で歓迎できる変化でもあります。ただし守るべき対象が「カード」から「アカウント」に変わるのなら、利用者側の備えも変わらなければなりません。パスキーの設定と、送金機能の扱いです。

第7章 おわり — 次は第8章「選び方と、今日やる設定」

CHAP8

第8章 / 全8章

選び方と、今日やる設定

点数より、自分の使い方に合っているか

点数の高い順に乗り換えるべき、という結論にはなりません。何を重く見るかで答えが変わるので、目的別に整理します。

あなたが重く見るものこの基準で強いのは理由
万一のときに取り戻せることPayPay/d払い補償の条件が期限・警察届出・対象外まで書かれている。何をすれば受け付けられるかが事前に分かる
入口を固めたい(乗っ取り対策)楽天ペイ/d払い/メルペイ/au PAY4社ともFIDO2ベースのパスワードレス認証に対応。パスワードが漏れても入られにくくなる
使いすぎ・被害額の天井を低くしたいPayPay1日/1カ月の上限を、支払い・送金・チャージそれぞれに自分で設定できるのは6社中PayPayだけ
異常を早く見つけてほしいPayPay/d払い/メルペイ24時間365日の監視を公式に明記しているのはこの3社
電子マネーを安全に使いたいモバイルSuica残高上限2万円が最小で、JRE IDがパスキー対応。ただし2026年秋の上限引き上げで前提が変わる
夜中や休日に止めたいPayPay/AEON Pay24時間受付の窓口を明記しているのはこの2社。AEON Payは盗難・紛失専用ダイヤルが24時間年中無休(通話料有料)
口座を紐付けた直後の被害を抑えたいAEON PayBank Payの口座登録から7日間はチャージ上限が1日5,000円に絞られる。この設計を明示しているのは6社でAEON Payだけ
落としたときに手続きが楽WAON(手数料無料)/nanaco(窓口が年中無休)ただしWAONは所有者情報の登録が前提、nanacoは300円と10〜14日がかかる

今日のうちに終わる設定(所要10分)

  • パスキー/生体認証ログインを設定する。楽天ペイ・d払い・メルペイは「パスキー」、au IDは「指紋・顔認証によるログイン」という名前で探す
  • アプリ起動時のロックをかける。d払いは同時にバーコードを非表示にできる
  • PayPayは1日・1カ月の利用可能額を下げる。特に「友達に送る」を使わないなら、そこだけ0円近くまで下げておく
  • 利用内容の通知をオンにする。楽天ペイ・メルペイ・AEON Payは通知が届く。異常に気づくのが早ければ、それだけ被害が小さくなる
  • 電子マネーは会員登録・所有者情報登録を済ませる。WAONは未登録だと停止すらできない。nanacoは入会から10日(モバイルは4日)経たないと手続きできない点にも注意
  • 電子マネーに大きな残高を置かない。使われた分は戻ってこないので、残高の額がそのまま最大被害額になる
  • オートチャージの設定を見直す。止まるまでの空白時間に、カードの限度額まで被害が広がる可能性がある
  • クレジットカードの3Dセキュアを登録する。PayPayは2026年7月から他社カードで必須になった
✅ この記事のまとめ

1. 銀行預金には補償の法律があるが、QR決済・電子マネーの残高には無い。法律が求めているのは「補償方針を書くこと」までで、「補償しません」と書くのも適法

2. 「原則全額補償」の差は金額ではなく期限(30日/60日/90日遡及)と回数制限と過失の線引きにある。楽天ペイは「故意又は過失」、AEON Payは「管理不十分・利用上の過誤その他の帰責性」で、どちらも「重大な過失」より広い

3. 電子マネー4社は第三者に使われた分の補償が制度として無い。止めた時点の残高を移すところまで。しかも止まるまで翌日までかかる。

4. 2026年に急増している手口(自分に送金させる/決済コードを見せさせる)は、PayPayが補償対象外と明記している領域を狙っている。

5. 2026年秋、モバイルSuicaの上限が30万円になり個人間送金が付く。「電子マネーだから安全」という整理はそこで終わります。

第8章 おわり — 次はよくある質問

FAQ?

よくある質問

読者からよく聞かれること

採点の限界と、実務で迷う点

点数が低いサービスは危ないということですか?

違います。今回の点数は「公式に開示されている情報」の採点です。いい例がAEON Payで、最初は「補償方針が見つからない」と判断していましたが、法定の開示ページを読み込んだら対象外条件9項目も不正取引の公表基準も書かれていました(第4章)。低い点数は多くの場合「読者が最初にたどり着けるページで説明していない」という意味で、「対策がない」とは別の話です。だから達成率と開示率を分けて出しました。

「送る・受け取る」が補償対象外なら、送金機能は使わないほうがいい?

使わないほうがいいという話ではなく、送金は「自分の意思で送った」扱いになるので取り消せないと理解しておくことが大事です。現金を手渡すのと同じだと思ってください。返金・還付・未払いといった理由で送金を求められたら、それはほぼ詐欺です。公式アプリを自分で開いて確認するまで、金額を入力しないことです。

au PAYは「パスキー非対応」と書かれている記事を見ました

公式が「パスキー」という言葉を使っていないためにそう見えますが、KDDIはau IDの「指紋・顔認証によるログイン」をFIDO2規格に準拠したパスワードレス認証だと説明しています。2020年から提供され、2023年7月に1,000万人を超えました。用語ではなく仕組みで比べてください。

メルペイの補償は90日以内と読みました。60日と書かれていますが?

2019年に規約が改定されたときの報道では90日という数字が出ていました。ただし現行のメルペイ利用規約(最終改定2026年6月18日)第19条第3項は「当該不正利用の発生日から60日以内」です。規約は変わるので、実際に申請するときは必ず最新の条文をご確認ください。この記事の数字も同じで、公開時点のものです。

FeliCaの脆弱性が心配です。カードを使うのをやめるべき?

その必要はありません。CVE-2026-59776は攻撃方法が物理(Physical)と評価されていて、対象のカードに近づかないと成立しません。加えて楽天Edy・nanaco・WAON・Suica・QUICPayはいずれも「影響はない」と公表しています。むしろ現実的なリスクは、この記事で見たとおり落としたときに残高が戻らないことアカウントの乗っ取りです。

被害に気づいたら、まず何をすればいいですか?

順番があります。①アプリまたは電話で利用停止(止めた時刻が補償の起点になることがあります)②警察に届け出る(今回調べた5社すべてが警察への届出・相談を条件にしています)③各社の窓口に補償を申請する。最短でも30日、長くて60日という期限があるので、後回しにしないことです。クレジットカードからチャージしていた場合は、カード会社にも連絡してください。モバイルSuicaのように調査と補償をカード会社が担うケースもあります。

相談件数は電子マネーのほうが多いのに、記事では電子マネーを1位にしています

相談件数の比較(第2章)は支払手段のカテゴリ全体の数字で、サービス単位のものではありません。第1部と第2部のランキングはそれぞれの部の中での相対評価です。カテゴリをまたいで「モバイルSuicaはPayPayより安全」と読まないでください。第6章のとおり、電子マネーには取り戻す手段が構造的にありません。

FAQ おわり — 出典と関連記事へ

出典(すべて一次情報・2026年8月11日時点)

  • 金融庁「事務ガイドライン(第三分冊:金融会社関係)5 前払式支払手段発行者関係」Ⅱ−2−9 不正取引に対する補償
  • 一般社団法人日本資金決済業協会「周知委託会員の利用者保護措置」「周知委託会員の前払式支払手段情報提供事項」(東日本旅客鉄道/楽天Edy株式会社/セブン・カードサービス/イオンフィナンシャルサービス 各ページ)
  • 内閣府 消費者委員会 支払手段の多様化と消費者問題に関する専門調査会 第19回(2026年8月3日)資料1「取りまとめについて(案)」
  • 経済産業省「2025年のキャッシュレス決済比率を算出しました」(2026年3月31日)
  • 一般社団法人日本クレジット協会「クレジットカード不正利用被害の集計結果について」(2026年3月6日)
  • JVN#40509781/CVE-2026-59776(2026年7月21日公開)、ソニー「FeliCa ICチップに関する情報公表について」
  • 警察庁 サイバー警察局便り 令和8年 Vol.2「コード決済サービスの不正利用被害に遭わないために」(2026年4月13日)、警視庁「QRコードを利用する時の注意点」
  • PayPay「安全への取り組み」「不正利用に伴う補償申請について」「PayPayマネー/他社カード利用券 資金決済法に基づく表示」「他社クレジットカード継続利用の方法について」(2026年7月1日)
  • 楽天ペイアプリ「安心安全への取り組み」「パスキー認証(FIDO2)」、楽天キャッシュ「規約・資金決済法に基づく表示」
  • NTTドコモ「d払いの安全への取組み」「d払い等を利用した不正被害の補償について」
  • KDDI「au PAY 安心・安全の取り組み」「不正利用被害に関して」、KDDI NEWS ROOM(au ID 指紋・顔認証によるログイン 1,000万人突破)
  • メルペイ利用規約 第19条(最終改定2026年6月18日)、メルカリ「不正利用対策をする」「パスキーとは」
  • JR東日本 モバイルSuica「端末の紛失・盗難」「再発行登録とは」、JRE ID セキュリティ、コード決済サービス搭載の発表(2025年11月11日)
  • イオンフィナンシャルサービス「AEON Pay 資金決済法に基づく情報提供/利用者保護措置(無権限取引により発生した損失の補償等の対応方針)」、AEON Pay利用規約
  • 楽天Edy「安全・安心への取り組み」「FeliCaの脆弱性に関するお知らせ」(2026年7月21日更新)、nanaco公式FAQ、WAON「紛失・盗難・破損したときは」

あわせて読みたい

QR決済・電子マネー10サービス 安全性比較【2026年版】
区分 順位 サービス 安全性
達成率
開示率 不正利用の補償 申請期限・条件 特に注意したい点
QR決済 🥇 1 PayPay 100% 86% 全額 損害発生日から60日・初回のみ 「送る・受け取る」は補償対象外
🥈 2 d払い 100% 71% 原則全額 知った日から30日以内 90日より前の被害は対象外
🥉 3 メルペイ 82% 79% 直接かつ通常の損害額 発生日から60日 「全額補償」とは明記されていない
4 楽天ペイ 85% 71% 原則補償 損失発生日から30日 「故意又は過失」まで対象外
5 au PAY 100% 57% 原則全額 申告日から60日以内 1人につき1回まで
6 AEON Pay 81% 57% 条件付き 「直ちに」停止+連絡 管理不十分・利用上の過誤も対象外になり得る
電子マネー 🥇 1 モバイルSuica 91% 79% 自社補償なし 残高上限2万円。停止完了まで時間がかかる
🥈 2 nanaco 80% 71% 補償なし 再発行300円+引継ぎに10〜14日
🥈 2 楽天Edy 73% 79% 残高補償なし カード型は残高引継ぎ不可
4 WAON 67% 64% 補償なし 所有者情報未登録だと停止・再発行不可
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※順位は得点の絶対値で決定しています。安全性達成率だけで順位付けすると、 N/Aが多いサービスが不当に高く評価されるため、記事内では別途評価しています。

7つの壁で見るセキュリティ比較
サービス ①認証 ②端末 ③チャージ ④支払い ⑤検知 ⑥停止 ⑦被害回復
PayPay
d払い
メルペイ
楽天ペイ
au PAY
AEON Pay
モバイルSuica
nanaco
楽天Edy
WAON
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◎=公式情報で明確に確認  △=部分的・条件付き  ✕=補償なし/責任を負わない

やさい
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