ボイスフィッシングとは?電話とメールの二段構えで、法人口座が狙われている

警察庁の月別データを実数まで確認(2026年8月時点)

ボイスフィッシングとは?電話とメールの二段構えで、法人口座が狙われている

2025年11月の1か月だけで77件・23.1億円。被害を受けた法人の1社は4億円を超えました。

30秒でわかる「ボイスフィッシング」

  1. 電話をかけてきて、その通話中にメールアドレスを聞き出し、フィッシングメールを送りつける手口です。ビッシング(vishing)とも呼びます。
  2. 電話だけで完結しないのが特徴です。「声で信用させて、メールで盗む」という二段構えになっています。
  3. 2025年の法人口座の不正送金被害は、警察庁の資料によれば2月24件・3月32件・4月10件と急増したあと5〜10月はゼロ、そして11月に77件・23.1億円で再急増しました。
  4. 誤解:「うちのような中小企業は狙われない」。実際は地方を拠点とした中小規模の金融機関でも多くの被害が出ています。
  5. 今日やること:「銀行から電話が来たら、必ず代表電話にかけ直す」を社内ルールにする。これだけで成立しなくなる手口です。

「銀行を名乗る電話がかかってきて、ネットバンキングの更新手続きだと言われた」——そういう場面を、実際に経験した企業が2025年に数多くありました。この記事は、その手口の名前と、なぜそれが成功してしまうのかを説明します。

特に力を入れたのが第2章です。警察庁が2026年3月に公表した資料には月別の被害グラフが載っています。本文には書かれていない実数を読み取ったところ、急増して、半年間ぴたりと止まり、また急増するという非常に不自然な波が見えました。この波の意味も含めて書きます。

⚠ この記事の前提

この記事は2026年8月16日時点の内容です。国内の数値は警察庁『令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について』(2026年3月公表、2025年の状況)の本文および図表23から引用し、出典を記事末に記載しています。

月別の数値は資料のグラフから読み取ったもので、合計は筆者が単純合算したものです。手口の見分け方は攻撃者側も変化させるため、ここに挙げた特徴に当てはまらない事例もあり得ます。「特徴に合わないから本物」という判断はしないでください。

CHAP1

第1章 / 全8章

ボイスフィッシングとは(やさしい定義)

電話で終わらないのが、この手口の要です

ぼいすふぃっしんぐ 英:vishing(voice + phishing)

実在する銀行などを装って電話をかけ、通話中にメールアドレスを聞き出して、そこへフィッシングメールを送る手口です。声で信用させ、偽サイトで認証情報を入力させます。

分類
フィッシングの一種(接触の手段が電話であるもの)
別の呼び方
ビッシング(vishing)。voice と phishing を合わせた言葉
主な標的
法人口座。2025年は企業への架電による被害が急増しました
成立の条件
電話を受けた人がその場でメールアドレスを教えてしまうこと

まず、フィッシングそのものの定義を確認しておきます。警察庁はこう説明しています。

フィッシングとは、実在する組織を装ってメールや SMS のリンクから偽のウェブサイト(フィッシングサイト)へ誘導し、同サイトでアカウント情報やクレジットカード番号等を不正に入手する手口

出典:警察庁『令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について』(2026年3月)

ボイスフィッシングは、この入口を電話にしたものです。ただし電話だけで完結するわけではありません。ここが多くの人の想像とずれる点です。

「電話で口座番号や暗証番号を聞き出される」というイメージを持つかもしれませんが、2025年に急増した手口はそうではありませんでした。警察庁の記述によれば、犯罪グループは企業に架電し、ネットバンキングの更新手続等をかたってメールアドレスを聞き出し、そこへフィッシングメールを送付しています。

💡

電話で聞き出されるのは「メールアドレス」だけ

暗証番号を聞かれるわけではないので、受けた側は「重要な情報は渡していない」と思ってしまいます。メールアドレスを教えることに警戒する人はほとんどいません。そこが突かれています。実際に盗まれるのは、そのあと届いたメールのリンク先です。

第1章 おわり — 次は第2章

CHAP2

第2章 / 全8章

数字で見る2025年の異常な波

急増し、半年間ゼロになり、また急増しました

警察庁の資料には、ボイスフィッシングによる法人口座の不正送金被害を月別に示したグラフが載っています。実数を読み取ると、次のようになります。

2025年被害件数被害額(概数)状況
1月0件
2月24件4.4億円急増の始まり
3月32件14.9億円件数のピーク
4月10件2.4億円減少
5月〜10月0件半年間、発生なし
11月77件23.1億円被害額のピーク。再急増
12月0件
合計143件約44.8億円

出典:警察庁『令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について』図表23(ボイスフィッシングによる法人口座の不正送金被害件数・被害額)のグラフから実数を読み取り。合計は筆者が月別の値を単純合算したものです。被害額は資料上「概数」と表記されています。

このグラフの形は、とても不自然です。2〜4月に発生し、5月から10月まで半年間ぴたりと止まり、11月に一気に跳ね上がる。自然発生的な犯罪の増減では、こういう形にはなりません。

警察庁の本文も、この波を明示しています。令和6年(2024年)秋から令和7年(2025年)4月にかけて被害が急増し、5月から10月にかけては発生がみられなかったものの、11月には不正送金被害が再び急増し、地方を拠点とした中小規模の金融機関でも多くの被害が出たとしています。さらに被害を受けた法人1社で4億円を超える被害もありました。

「静かな期間」は、安全になった期間ではありません

半年間ゼロが続いたあと、11月は件数で3月の2倍以上、被害額でも最大になりました。止まっていたのではなく、次の波を準備していたと考えるほうが自然です。「最近聞かないから大丈夫」という判断が、いちばん危ない時期に効かなくなります。

この被害は、フィッシング全体のごく一部です。2025年のフィッシング報告件数は245万4,297件(フィッシング対策協議会)で右肩上がりが続いており、インターネットバンキングの不正送金は4,747件・被害総額約103億9,700万円、そしてフィッシングがその手口の約9割を占めます。

国際的な調査でも、電話を使った手口の存在感が増しています。Google Cloud / Mandiant の「M-Trends 2026」によれば、2025年の初期侵入経路のうち音声を使ったフィッシングが11%で2位でした。メールによるフィッシングは6%ですから、件数の上では「声」がすでに「メール」を上回っています

第2章 おわり — 次は第3章

CHAP3

第3章 / 全8章

電話からメールへ:手口の流れ

どの段階なら、まだ引き返せるのか

警察庁の記述をもとに、手口を段階に分けて並べます。「その段階で相手に何を渡しているか」と「まだ引き返せるか」という視点で見てください。

段階相手がすることあなたが渡すものまだ引き返せるか
1
架電
銀行などを名乗って企業に電話をかける。自動音声のあと担当者に切り替わる何も渡していないいくらでも引き返せる
2
用件の提示
「ネットバンキングの更新手続き」などを伝え、急ぎであるように話す何も渡していないここで折り返し確認すれば終わり
3
アドレスの聴取
「案内を送るのでメールアドレスを」と求めるメールアドレスまだ間に合う。届いたメールを開かなければよい
4
メール送付
本物そっくりのメールにリンクを付けて送るリンクを踏まなければ被害なし
5
偽サイトへ誘導
銀行そっくりの偽サイトを表示する見た目では判別が難しい
6
入力
ID・パスワード・ワンタイムパスワードを入力させる認証情報一式ここを過ぎると止まらない
7
不正送金
入力された情報をその場で本物のサイトに転送し、送金する発覚は後日になることが多い

警察庁『令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について』の記述をもとに、筆者が「渡すもの」「引き返せるか」の観点を加えて整理しました。公式な分類ではありません。

この表から読み取ってほしいことが2つあります。

1つめは、段階2で終わらせられるということ。電話を受けた時点で「折り返します」と言えば、それ以上は進みません。相手は折り返しの電話を受けられないからです。対策として最も強いのが、いちばん最初にあるという構造です。

2つめは、段階6でワンタイムパスワードも渡してしまうこと。攻撃者は入力された情報をその場で本物のサイトに転送します。これをリアルタイム型フィッシングと呼び、警察庁は令和元年(2019年)頃からこの手口により二段階認証を突破する事例が横行しているとしています。「二段階認証を入れているから安全」とは言えません。

二段階認証が突破される仕組み

リアルタイム型フィッシングの詳しい仕組みと防ぎ方は フィッシング攻撃の最新手口とは?多要素認証突破を防ぐ方法7選 で扱っています。

第3章 おわり — 次は第4章

CHAP4

第4章 / 全8章

見分ける3つの特徴と、似ている用語

警察庁が挙げた特徴を、そのまま載せます

警察庁の資料は、2025年に確認されたボイスフィッシングに3つの特徴が見られたとしています。そのまま挙げます。

特徴なぜ起きるのか(筆者の補足)
1. 発信元番号が国際番号である海外から発信されている、あるいは番号を偽装している可能性があります。国内の銀行が国際番号で顧客に架電することは通常ありません
2. 自動音声ガイダンスが流れた後に、人間の声に切り替わる大量に架電して「反応した相手」だけを人につなぐ、という効率化だと考えられます
3. 通話中にメールアドレスを聴取され、リンク付きメールが送られるこれが決定的な特徴です。正規の銀行が、電話中に聞いたアドレスへその場でリンク付きメールを送ることは通常ありません

3つの特徴は警察庁『令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について』の記述によります。右列は筆者による補足です。

🚨 いちばん危ない誤解:「特徴に当てはまらないから本物だ」

この3つは2025年に確認された傾向であって、判定基準ではありません。攻撃者は対策が広まれば手口を変えます。国内番号から発信することも、最初から人間が話すこともあり得ます。

ですから「特徴に当てはまるかどうか」で判断しないでください。正しい判断基準は1つだけです——かかってきた電話の内容は、その電話では確認しない。必ず自分から公式の番号にかけ直す。これは相手の手口が変わっても効きます。

電話や音声を使う詐欺には似た呼び名が多く、混同されがちです。整理しておきます。

用語接触の手段何が違うか
ボイスフィッシング
(ビッシング)
電話 → メール電話で信用させ、メールで偽サイトへ誘導する
フィッシングメール・SMSなど上位の総称。ボイスフィッシングはその一種
スミッシングSMSSMSのリンクから偽サイトへ誘導する
BEC
(ビジネスメール詐欺)
メール偽サイトへ誘導せず、振込先を変えさせて送金させる
サポート詐欺偽の警告画面 → 電話電話は被害者側からかけさせる(向きが逆)
特殊詐欺電話などオレオレ詐欺など、個人を狙う類型を含む幅広い呼び方

分類は各手口の一般的な整理です。実際の事案は複数の要素が組み合わさることがあります。

この表で押さえておきたいのはサポート詐欺との向きの違いです。サポート詐欺は偽の警告画面を見せて被害者にかけさせます。ボイスフィッシングは攻撃者からかけてきます。「電話がかかってきたのか、自分がかけたのか」で、まず区別できます。

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第5章 / 全8章

個人・家庭でやる対策

法人が主な標的ですが、個人にも同じ形で来ます

2025年に急増したのは法人口座の被害でした。ただし「電話で信用させて、メールやSMSで盗む」という組み立てそのものは、個人にもそのまま向けられます。銀行を名乗る電話、通販会社を名乗る電話、役所を名乗る電話。どれも同じ構造です。

優先やること時間なぜ効くか
1電話で聞いた話は、その電話では確認しない。いったん切って、通帳やカードの裏、公式サイトに載っている番号にかけ直す3分手口が変わっても効く唯一の対策
2ネットバンキングやショッピングサイトは、届いたリンクからではなく公式アプリ・ブックマークから開く偽サイトにたどり着く経路を断つ
3主要アカウントをパスキーに切り替える10分偽サイトでは認証が成立しないため、入力しても盗まれるものがない
4スマホの迷惑電話対策機能を有効にし、国際電話の着信拒否も検討する10分そもそも呼び出されない
5家族に「銀行はメールアドレスを電話で聞かない」と一言だけ共有する1分高齢の家族ほど、電話の声を信用しやすくなります

優先順位は筆者の整理です。

💡

「失礼かもしれない」と思わなくて大丈夫です

本物の銀行であれば、折り返しの確認を断ることはありません。むしろ推奨しています。折り返しを嫌がる、急がせる、「この番号にかけ直して」と別の番号を指定する——このいずれかがあれば、そこで切ってかまいません。

耳で訓練する

ボイスフィッシング見破り訓練

文字で読むのと、実際に話しかけられるのとでは判断のしやすさがまったく違います。疑似的な着信に出て、通話の中の危険なフレーズを自分で見つける訓練ができます。

無料で挑戦する

第5章 おわり — 次は第6章

CHAP6

第6章 / 全8章

会社・組織でやる対策

警察庁が挙げた対策は、費用ゼロで実施できます

この手口に対する対策は、製品を買う話ではありません。ルールを1つ決めて、社内で徹底するだけです。警察庁の記述をそのまま引用します。

ボイスフィッシングの被害を防ぐためには、銀行から電話があった場合に、営業店・代表電話に折り返して本物かどうか確認するといった対応や、インターネットバンキング利用時は、銀行公式サイト・アプリからアクセスするといった対応を社内で徹底する必要がある。

出典:警察庁『令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について』(2026年3月)

ポイントは「社内で徹底する」という部分です。担当者個人が知っているだけでは足りません。電話を受けるのは経理担当とは限らず、代表電話に出た人かもしれないからです。

やること具体的な決め方費用
折り返し確認をルール化する「金融機関を名乗る電話は、用件を問わず必ず折り返す」と決める。相手が言った番号は使わないと明記する無料
折り返し先を電話機のそばに貼る取引金融機関の営業店・代表番号を紙に印刷して置く。探す手間があると実行されません無料
メールアドレスを電話で伝えない「案内はいつもの窓口から送ってください」と返す。これだけで手口が成立しません無料
ネットバンキングの入口を固定するブックマークまたは公式アプリのみ。メールのリンクからは開かない無料
電話を受ける全員に共有する代表電話に出る人、総務、経理。役員も含める(決裁権のある人ほど狙われます)無料
送金の承認を2人にする1人で完了できない仕組みにする。入力が突破されても止まる可能性が残ります運用の負担
パスキー等への移行偽サイトでは成立しない認証方式に変える金融機関の対応状況による

上4つは警察庁の記述にもとづきます。下3つは筆者による実務上の整理です。

中小企業ほど狙われています

警察庁は2025年11月の再急増について、「地方を拠点とした中小規模の金融機関でも多くの被害が出た」と記述しています。大企業だけの話ではありません。そして中小企業のほうが、電話を受ける人と送金する人が同じであることが多く、二重チェックが働きにくい構造にあります。

第6章 おわり — 次は第7章

CHAP7

第7章 / 全8章

かかってきたら/答えてしまったら

段階によって、やることが変わります

第3章の段階に合わせて、いまどこにいるかで対応を分けます。まだ何も入力していないなら、被害はありません。落ち着いて上から確認してください。

いまの段階やることやってはいけないこと
通話中「折り返します」と言って切る。相手が指定した番号ではなく、自分で調べた代表番号にかけるその場で判断しようとする/相手に質問して確かめようとする
メールアドレスを教えたまだ被害はありません。届いたメールを開かない・リンクを踏まない。社内に「この番号から電話が来ている」と共有する「一応確認しよう」とリンクを開く
リンクを開いた(入力していない)ページを閉じる。開いたURLをスクリーンショットで残す試しに何か入力してみる
ID・パスワードを入力したすぐ金融機関へ電話(公式番号)。口座の一時停止を依頼。並行して正規サイトからパスワードを変更様子を見る/営業時間を待つ
ワンタイムパスワードまで入力したその時点で送金が実行されている可能性があります。金融機関の緊急停止窓口へ即連絡し、警察へ相談送金履歴を確認してから連絡する
不正送金が判明した金融機関へ組み戻しを依頼。警察へ被害届。メール・画面・通話時刻を保全社内で伏せる(時間が経つほど回収が難しくなります)

実務上の一般的な整理です。金融機関ごとに手続きが異なります。補償の可否は個別の判断になりますので、必ずご自身の金融機関にご確認ください。

連絡先(先に控えておくもの)

  • 取引金融機関の緊急停止窓口(24時間対応の番号があるか確認しておく)
  • 都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口/警察相談専用電話 #9110
  • IPA 情報セキュリティ安心相談窓口
  • フィッシング対策協議会(フィッシングメールの情報提供先)
✅ 答えてしまっても、責める必要はありません

この手口は、「重要な情報は渡していない」と思わせるように設計されています。メールアドレスを教えることに警戒できる人はほとんどいません。引っかかったのは注意力の問題ではなく、そういう作りだからです。大事なのは、気づいた時点ですぐ連絡すること。それだけで結果が変わります。

状況別の初動

入力してしまったあとの手順は フィッシング詐欺・不正利用の対処|最初の10分でやること、組織としての対応は やられたときの最初の30分(8ケース対応) にまとめています。

第7章 おわり — 次は第8章

CHAP8

第8章 / 全8章

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この語とセットで覚えると理解が早くなります

フィッシング SIMスワップ BEC(ビジネスメール詐欺) サポート詐欺 スミッシング(準備中) パスキー(準備中)
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証券口座の被害も知りたい証券口座乗っ取り7,393億円|11社のパスキー対応と補償
いま被害に遭っている最初の10分でやること

第8章 おわり — 最後にFAQ

FAQ?

よくある質問

ボイスフィッシングについてよく聞かれること

検索でよく見かける疑問から

電話でメールアドレスを教えただけなら、被害はありませんか?

その時点では被害はありません。ただし、そのアドレス宛に本物そっくりのフィッシングメールが届きます。届いたメールのリンクを開かず、金融機関には公式の番号から自分で確認してください。念のため、社内に「この番号から電話が来ている」と共有しておくと、他の担当者が同じ電話を受けたときに止まります。

二段階認証を設定していれば防げますか?

防げないことがあります。警察庁は、令和元年(2019年)頃からリアルタイム型フィッシングによって二段階認証を突破する手口が横行しているとしています。偽サイトに入力されたワンタイムパスワードを、攻撃者がその場で本物のサイトに転送するためです。フィッシング耐性のあるパスキーへの移行が、より確実な対策になります。

個人にもかかってきますか?

2025年に急増したのは法人口座を狙う被害でしたが、「電話で信用させ、メールやSMSで偽サイトへ誘導する」という組み立ては個人にも使われます。銀行・通販・宅配・役所を名乗る電話はいずれも同じ構造です。対応も同じで、いったん切って公式の番号にかけ直してください。

不正送金された場合、お金は戻りますか?

金融機関や状況によって扱いが異なり、一律には言えません。ただし気づいてから連絡するまでの時間が短いほど、組み戻しできる可能性は高くなります。判明した時点ですぐ、取引金融機関の緊急停止窓口と警察に連絡してください。補償の可否については、必ずご自身の金融機関にご確認ください。

出典・参考

最終更新:2026年8月16日/次回見直し予定:2027年3月(警察庁の年次資料の公表に合わせて)

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