

スミッシングとは?2025年に増えた不正送金は、ほぼSMS経由でした
メール経由は微減。SMS経由だけが1年で約3.1倍になりました。その理由も判明しています。
30秒でわかる「スミッシング」
- SMS(ショートメッセージ)のリンクから偽サイトへ誘導して、IDやカード番号を入力させる手口です。SMS+フィッシングで smishing。
- 2025年、フィッシング経由の不正送金はSMS経由が1,695件(前年553件の約3.1倍)。同じ期間にメール経由は2,302件→2,211件と微減しています。
- 増えた理由も判明しています。警察庁は「モバイルマルウェアに感染した端末を悪用して、悪性なSMSを大量配信している」ことが要因と考えられるとしています。
- 誤解:「知らない番号だから怪しいと分かる」。実際は感染した一般の人のスマホから送られてくるため、番号では判別できません。
- 今日やること:SMSのリンクは開かず、公式アプリかブックマークから確認する。届いた通知が本物でも、経路を変えれば偽物には当たりません。
この記事の地図(全8章)
「宅配便のお届けにあがりましたが不在でした」「ETCのご利用料金が未払いです」——そういうSMSを受け取って、これは何という手口なのかを調べに来た方が多いと思います。
この記事の中心は第2章と第3章です。警察庁が2026年3月に公表した統計編には、不正送金がどの経路から始まったかを、電子メールとSMSに分けて集計した表があります。そこに、2025年に何が起きたのかがはっきり出ていました。そしてなぜSMSだけが増えたのかという理由まで、資料に書かれています。
この記事は2026年8月16日時点の内容です。国内の数値は警察庁『令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について』(2026年3月公表、2025年の状況)の本文および統計編143頁から引用し、出典を記事末に記載しています。
統計編の数値はグラフから読み取ったものです。資料には「発生件数が異なるため、各年の合計数値は異なる」という注記があります。割合は筆者が算出しました。
スミッシングとは(やさしい定義)
フィッシングの、入口がSMSになったもの
実在する宅配会社・通販サイト・役所などを装ったSMS(ショートメッセージ)のリンクから偽サイトへ誘導し、IDやパスワード、クレジットカード番号などを入力させて盗む手口です。
まず、フィッシングそのものの定義を確認します。警察庁の説明はこうです。
フィッシングとは、実在する組織を装ってメールや SMS のリンクから偽のウェブサイト(フィッシングサイト)へ誘導し、同サイトでアカウント情報やクレジットカード番号等を不正に入手する手口
出典:警察庁『令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について』(2026年3月)この定義の中に、すでに「メールや SMS の」と両方が書かれています。つまりスミッシングは特別な手口ではなく、フィッシングの入口がSMSになっただけです。
ではなぜ、わざわざ別の名前が付いているのか。受け取る側の心理が、メールとまったく違うからです。
| 観点 | メール | SMS |
|---|---|---|
| 1通あたりの重み | 1日に何十通も届く。流し読みされる | 数が少ないぶん1通が目に入りやすい |
| 受け取る場面 | パソコンやメールアプリ | ロック画面に直接表示されることが多い |
| 送信元の見え方 | アドレスをある程度確認できる | 電話番号だけ。正規の通知と同じ欄に並ぶことがある |
| 本文の長さ | 長く、粗が出やすい | 短いので不自然さが出にくい |
| 開く端末 | パソコンが多い | スマホ。URLの全体が見えにくい |
受け取る側から見た違いを筆者が整理したものです。
SMSは「短いこと」が攻撃側に有利に働く
メールのフィッシングは、長い本文のどこかに不自然さが出ます。しかしSMSは1〜2行しかありません。「お荷物のお届けにあがりましたが不在でした」——この文に、おかしなところを見つけるのは困難です。文面で見分けるという方針そのものが、SMSでは通用しにくくなっています。
第1章 おわり — 次は第2章
2025年、増えたのはSMSだけだった
この表が、この記事でいちばん重要です
警察庁の統計編に「フィッシングサイトへ誘導する手口別の不正送金発生件数」という集計があります。実際に不正送金の被害が起きた事案について、その始まりが電子メールだったのかSMSだったのかを分けたものです。実数を書き出します。
| 年 | 電子メール | SMS | 不明 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年(令和5年) | 1,459件 | 587件 | 691件 | 2,737件 |
| 2024年(令和6年) | 2,302件 | 553件 | 1,099件 | 3,954件 |
| 2025年(令和7年) | 2,211件 | 1,695件 | 402件 | 4,308件 |
| 前年からの変化 | 91件の減少 | 約3.1倍 | 697件の減少 | 354件の増加 |
出典:警察庁『令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について』統計編143頁「5 フィッシングサイトへ誘導する手口別の不正送金発生件数」のグラフから実数を読み取り。倍率・増減は筆者の計算です。資料には「発生件数が異なるため、各年の合計数値は異なる」との注記があります。
この表の読み方を1つずつ確認します。
電子メール経由は減っています。2,302件から2,211件へ、91件の減少です。長年フィッシングの主役だったメールが、初めて足踏みしました。
SMS経由だけが急増しました。553件から1,695件へ、約3.1倍です。構成比で見ると、2024年は全体の約14%だったものが、2025年は約39%まで上がりました。
| 年 | SMS経由の構成比 | 電子メール経由の構成比 |
|---|---|---|
| 2024年 | 約14% | 約58% |
| 2025年 | 約39% | 約51% |
構成比は各年の合計に対する割合として筆者が算出しました。
つまり、2025年に不正送金の被害が増えた分は、実質的にすべてSMS経由だったということになります。フィッシング全体の報告件数は245万4,297件、不正送金は4,747件・被害総額約103億9,700万円で、そのうちフィッシングが手口の約9割を占めます。その9割の内訳が、いま急速にSMSへ移っています。
「怪しいメールに気をつける」という対策が、追いつかなくなっています
フィッシング対策の説明は、長らくメールを前提に作られてきました。差出人アドレスを確認する、本文の日本語の不自然さを見る、といった方法です。SMSにはアドレスも長い本文もありません。同じ方針のまま「気をつけましょう」と言っても、いま増えている経路には効きません。
第2章 おわり — 次は第3章
なぜ自分のスマホが「送る側」になるのか
増加の理由が、資料に書かれています
ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。SMSが3倍に増えた理由について、警察庁は統計編に注記を付けています。
令和7年中に SMS が増加した要因として、モバイルマルウェアに感染した端末を悪用して、フィッシングサイトへ誘導する悪性な SMS を大量配信されていることが考えられる。
出典:警察庁『令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について』統計編143頁読み飛ばしそうな1文ですが、意味するところは重大です。偽SMSを送っているのは、犯罪グループの機材ではなく、感染した一般の人のスマートフォンだということです。
日本サイバー犯罪対策センター(JC3)も、同じ現象について注意喚起しています。利用者がだまされて不正なスマートフォンアプリを導入することが原因で、個人のスマートフォンから身に覚えのない大量のSMSが配信され、料金が高額になるといった事象が確認されている、としています。
| 段階 | 何が起きるか | 持ち主が気づけるか |
|---|---|---|
| 1 | 偽SMSのリンクを開き、案内されるままアプリをインストールする | 「必要なアプリだ」と思って入れているので気づかない |
| 2 | そのアプリがSMSを送信する権限を得る | 許可画面を読まずに進めてしまうことが多い |
| 3 | 持ち主の端末から、大量の偽SMSが自動で送信される | 送信履歴に残らない場合もあり、気づきにくい |
| 4 | 受け取った他の人が、また同じように感染する | — |
| 5 | 通信料が異常に高額になって、初めて発覚する | 請求を見たとき |
警察庁の注記およびJC3の注意喚起の内容をもとに、筆者が流れとして整理しました。公式な分類ではありません。
この構造から、2つの重要な帰結が出てきます。
1つめ。送信元の電話番号では判別できません。犯罪グループの番号ではなく、感染した一般の人の番号から届くからです。「知らない番号だから怪しい」「国内の番号だから安心」という判断は、どちらも成り立ちません。
2つめ。被害者が、そのまま加害インフラになります。自分が引っかかっただけで終わらず、知らないうちに他の人へ偽SMSをばらまく側に回ります。しかも通信料は自分に請求されます。
文面も、人が書かなくなりつつあります
JC3は、最近では偽SMSの文面の作成に生成AIを悪用したとみられる事象を確認しており、攻撃手法が高度化していると注意喚起しています。「日本語が不自然だから偽物」という見分け方は、もう安全側の判断材料になりません。
もう1つ、SMSが使いやすい理由として、警察庁は本人確認の仕組みの隙にも触れています。ペイメントサービスのアカウント作成等に利用されるSMS機能付きデータ通信専用SIMは、契約時の本人確認の義務付けがないことから、犯罪インフラとして悪用されているとされています。
第3章 おわり — 次は第4章
よくある誤解と、実際に届いているSMS
見分けようとするほど、危なくなります
3つの理由で、この方針は限界に来ています。
①送信元は感染した一般の人の番号です。不審な番号かどうかで判別できません。
②文面は1〜2行しかありません。不自然さの出る余地がありません。
③その文面も生成AIで作られています。日本語の粗さという手がかりが消えました。
代わりに使える判断基準は1つです。SMSのリンクは開かない。用件が本当かどうかは、公式アプリかブックマークから自分で確認する。これは相手の文面や番号がどう変わっても効きます。
実際に日本で多く届いているSMSには、いくつかの定番の型があります。当サイトでは個別に実例を検証していますので、心当たりのあるものから確認してください。
| かたられる相手 | よくある文面の型 | 実例の記事 |
|---|---|---|
| 宅配会社 | 「お荷物のお届けにあがりましたが不在でした」 | ヤマト運輸の偽SMS詐欺に注意 |
| 通販サイト | 「アカウントに異常が検出されました」 | Amazonを装う偽SMS・メールに注意 |
| 税務当局 | 「税金の未納があります」「還付金があります」 | 国税庁を装う偽SMSに注意 |
| 高速道路・ETC | 「ご利用料金が未払いです」 | ETCを装う偽SMSに注意 |
| 行政サービス | 「マイナポータルの手続きが必要です」 | マイナポータルをかたるSMS詐欺の実例と見破り方 |
いずれも当サイトで個別に検証した実例です。ここに挙げていない企業名がかたられることも当然あります。
共通しているのは「あなたに落ち度があるかもしれない」と思わせる点です。不在にした、未払いがある、手続きをしていない。後ろめたさを作って、確認より先に指を動かさせる設計になっています。
最後に、似ている用語を整理します。
| 用語 | 入口 | スミッシングとの違い |
|---|---|---|
| スミッシング | SMS | — |
| フィッシング | メール・SMSなど | 上位の総称。スミッシングはその一種 |
| ボイスフィッシング | 電話 → メール | 電話で信用させてから送りつける |
| クイッシング | QRコード | 紙やポスターのQRから偽サイトへ誘導する |
| SIMスワップ | 携帯ショップ | SMSを盗み見る側に回る手口。届いた認証コードを奪われます |
SIMスワップの定義は警察庁資料の注記(偽造した本人確認書類を使い、他人に成りすましてMNPやSIMカードの再発行手続きを行い、携帯電話番号を乗っ取る手口)にもとづきます。
第4章 おわり — 次は第5章
個人・家庭でやる対策
「見分ける」から「経路を変える」へ
第4章で書いたとおり、文面や送信元で見分ける方針は限界に来ています。代わりに効くのは「届いた通知を、届いた経路では確認しない」という習慣です。効果の大きい順に挙げます。
| 優先 | やること | 時間 | なぜ効くか |
|---|---|---|---|
| 1 | SMSのリンクは開かない。用件が気になるときは、公式アプリかブックマークから自分でログインして確認する | — | 文面や番号がどう変わっても効く唯一の方法 |
| 2 | スマホの「提供元不明のアプリ」のインストールを許可しない(Androidの場合)。アプリは公式ストアからのみ入れる | 5分 | 第3章の段階1〜2を止める。加害側に回らないための対策 |
| 3 | 携帯会社が提供している迷惑SMSフィルターを有効にする(多くは無料) | 10分 | そもそも届く数を減らす |
| 4 | ネットバンキング・通販・カード会社をパスキーに切り替える | 10分 | 偽サイトでは認証が成立せず、入力しても盗まれるものがない |
| 5 | 心当たりのないSMSは迷惑SMSとして報告し、削除する | 1分 | あとで見返して開いてしまう事故を防ぐ |
| 6 | 家族に「宅配の不在通知はSMSのリンクから開かない」と一言だけ共有する | 1分 | いちばん多い型を、いちばん短い言葉で防げます |
優先順位は筆者の整理です。設定項目名は端末・携帯会社によって異なります。
2番目を飛ばさないでください
1番目は自分が被害に遭わないための対策ですが、2番目は他人に被害を広げないための対策です。第3章のとおり、いま大量の偽SMSを送っているのは感染した一般の人の端末です。アプリを公式ストアからしか入れないというルールだけで、その連鎖から抜けられます。
このURL、本物?偽物?【クイズ15問】
「リンクは開かない」が原則ですが、それでも判断を迫られる場面はあります。本物と偽物のURLを15問並べました。どこを見れば違いが分かるのか、手を動かして確かめられます。
無料で挑戦する第5章 おわり — 次は第6章
会社・組織でやる対策
私物スマホと業務が混ざる場所が、いちばん危ない
スミッシングは個人向けの手口だと思われがちですが、組織にとっても他人事ではありません。理由は「業務で使う端末が、私物のスマートフォンであることが多い」からです。
従業員のスマホが感染すれば、そこに入っている業務アプリの認証情報も危険にさらされます。加えて、その端末から取引先へ大量の偽SMSが送信されれば、会社の信用にも関わります。
| 対策 | 何を防ぐか | 重さ |
|---|---|---|
| 「業務連絡をSMSのリンクで送らない」と決める | そもそも社内に「SMSのリンクを開く習慣」を作らない。これがいちばん効きます | 無料 |
| アプリは公式ストアからのみ、と周知する | 端末の感染と、そこからの大量送信 | 無料 |
| 業務システムを多要素認証・パスキーにする | 認証情報が偽サイトで抜かれても入られない | 低い |
| 私物端末で業務システムに入る範囲を決める | 感染端末から業務側への波及 | 運用の整理が必要 |
| 自社をかたる偽SMSの報告窓口を用意する | 顧客からの通報を受けて早く気づける | 中 |
| 従業員向けに「型」を共有する | 宅配・通販・税務・ETC・行政。5つ覚えるだけで大半をカバー | 無料 |
「重さ」は筆者の評価です。組織の規模・体制によって異なります。
自社が「かたられる側」になることもあります
顧客に対して自社をかたる偽SMSが出回った場合、被害に遭うのは顧客ですが、問い合わせを受けるのは自社です。普段からSMSでリンクを送らない運用にしておくと、「弊社はSMSでリンクをお送りしません」と明確に案内できます。これは事後対応をとても楽にします。
第6章 おわり — 次は第7章
開いてしまったら/入力してしまったら
段階によって、やることが変わります
どこまで進んだかで対応が変わります。リンクを開いただけなら、多くの場合まだ被害はありません。上から確認してください。
| いまの段階 | やること | やってはいけないこと |
|---|---|---|
| SMSが届いただけ | リンクを開かず削除する。用件が気になるなら公式アプリから確認 | 「本物か確かめよう」とリンクを開く |
| リンクを開いた(入力・インストールなし) | ページを閉じる。開いたURLをスクリーンショットで残す | 試しに何か入力してみる |
| アプリをインストールした | すぐ機内モードにして通信を止め、そのアプリを削除する。通信料の請求も確認する | そのまま使い続ける(他人へ偽SMSを送り続けます) |
| ID・パスワードを入力した | 正規のサイト・アプリからパスワードを変更し、同じパスワードを使っている他のサービスも変える | 様子を見る |
| カード番号を入力した | カード会社へ即連絡して利用停止。利用明細を確認する | 請求が来てから連絡する |
| 認証コードまで入力した | その時点で送金・決済が実行されている可能性があります。金融機関の緊急停止窓口へ即連絡し、警察へ相談 | 履歴を確認してから連絡する |
実務上の一般的な整理です。手続きは各社で異なります。補償の可否は個別の判断になりますので、必ずご自身の金融機関・カード会社にご確認ください。
相談先(公的機関)
- カード会社・金融機関の緊急停止窓口(24時間対応の番号を控えておく)
- 都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口/警察相談専用電話 #9110
- IPA 情報セキュリティ安心相談窓口
- フィッシング対策協議会(偽SMSの情報提供先)
- 契約している携帯会社(大量送信・高額請求が疑われる場合)
いま届いている偽SMSは、感染した一般の人の番号から、生成AIが書いた自然な短文で、ロック画面に直接表示されます。この条件で見分けられる人はほとんどいません。引っかかったのは注意力の問題ではありません。大事なのは、気づいた時点ですぐ止めることです。
状況別の初動
入力してしまったあとの手順は フィッシング詐欺・不正利用の対処|最初の10分でやること、判断に迷うときは 「これ、詐欺かも?」と思ったら をご覧ください。
第7章 おわり — 次は第8章
関連用語と、次に読む記事
この語とセットで覚えると理解が早くなります
| こんな方に | 次に読む記事 |
|---|---|
| いま届いたSMSの実物を確認したい | ヤマト運輸/Amazon/国税庁/ETC/マイナポータル |
| フィッシング全体を知りたい | フィッシング詐欺とは?見分け方と対策 |
| 電話から始まる手口を知りたい | ボイスフィッシングとは? |
| URLの見分け方を練習したい | このURL、本物?偽物?【クイズ15問】 |
| Androidの不正アプリ対策を知りたい | Androidのマルウェア読み込みを防ぐ |
| SMSの認証コードを狙う手口も知りたい | SIMスワップ詐欺とは?15分で預金が消える手口 |
| いま被害に遭っている | 最初の10分でやること |
第8章 おわり — 最後にFAQ
スミッシングについてよく聞かれること
検索でよく見かける疑問から
リンクを開いただけで感染しますか?
多くの場合、開いただけでは感染しません。危険なのは、その先でアプリをインストールするか、ID・パスワード・カード番号を入力することです。開いてしまった場合はページを閉じて、URLをスクリーンショットで残しておいてください。ただし端末やアプリに未修正の脆弱性がある場合は例外もあり得るため、OSとアプリは最新にしておくことをおすすめします。
知らない番号ではなく、普通の携帯番号から届きました。本物ですか?
本物とは限りません。警察庁は、2025年にSMSが増えた要因としてモバイルマルウェアに感染した端末から悪性なSMSが大量配信されていることを挙げています。つまり送信元は犯罪グループではなく、感染した一般の人の番号です。番号では判別できないと考えてください。
身に覚えのない高額な通信料を請求されました。関係ありますか?
可能性があります。JC3は、不正なアプリを導入した結果個人のスマートフォンから身に覚えのない大量のSMSが配信され、料金が高額になる事象を確認しているとしています。心当たりのないアプリがないか確認し、契約している携帯会社に相談してください。
iPhoneなら安全ですか?
「アプリを勝手に入れられる」という点ではiPhoneのほうが制約が強いですが、偽サイトでIDやカード番号を入力してしまう危険はまったく同じです。第2章の統計は端末を区別していません。機種に関係なく、SMSのリンクを開かず公式アプリから確認するという習慣が必要です。
出典・参考
- 警察庁サイバー警察局『令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について』(2026年3月公表)本文24〜32頁および統計編143頁 https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R7/R07_cyber_jousei.pdf
- 一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3) https://www.jc3.or.jp/
- フィッシング対策協議会 https://www.antiphishing.jp/
最終更新:2026年8月16日/次回見直し予定:2027年3月(警察庁の年次資料の公表に合わせて)


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