インスタを乗っ取られたら|取り戻す手順と、警察・相談窓口

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インスタを乗っ取られたら取り戻す手順と、警察・相談窓口。
カギは「郵便受けが、まだあなたのものか」

ログインできない。プロフィールが変わっている。友だちに変なDMが届いている。そんなときは、慌てて何かを押す前に、この記事の順番どおりに進めてください。取り戻せるかどうかは、最初の数時間の動き方で大きく変わります。

インスタ乗っ取り取り戻す手順セルフィー動画警察・相談窓口二段階認証

🧭 結論:まず「メールの受信箱」を見る。お金は払わない

  1. 乗っ取りは「家の乗っ取り」に似ています。奪われるのは鍵(パスワード)・郵便受け(登録メールと電話番号)・表札(プロフィール)の3つ。郵便受けがまだ自分のものなら、ほぼ自力で取り戻せます。
  2. 最初にやるのは、自分のメールで[email protected] からのメールを探すこと。メールアドレスを変えられた直後なら、中の[アカウントの安全を確保]から元に戻せます。
  3. それでもダメならinstagram.com/hacked から公式のサポートを依頼します。自分の写真があるアカウントはセルフィー動画で本人確認をします。
  4. 並行して、友だちに「私のアカウントからのDMに答えないで」と別の手段で知らせ、画面を撮って証拠を残します。乗っ取った犯人は、あなたのふりをして友だちから認証コードやお金をだまし取ろうとします。
  5. 警察にはオンライン受付窓口・#9110・最寄りの警察署で相談できます(被害届は警察署で)。ただしアカウントを戻す作業はInstagramへの手続きです。「返してほしければ金を払え」「復旧を代行します」には応じないでください。

家の鍵を替えられても、郵便受けさえ残っていれば、管理人(Instagram)から新しい鍵を受け取れます。

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まずこの1枚

乗っ取りは「家の乗っ取り」。どこまで奪われたかで戻り方が変わる

💡 たとえると:あなたの家に、知らない人が住みついた

インスタのアカウントを家にたとえます。鍵はパスワード。郵便受けは登録したメールアドレスと電話番号で、管理人(Instagram)からの「鍵を作り直しますか?」という手紙はここに届きます。表札はプロフィールで、友だちはこれを見て「あなたの家だ」と思います。
犯人はまず鍵を開け、次に郵便受けを自分のものに付け替え、表札はそのままにして、あなたのふりを始めます。郵便受けを取られる前なら、戻すのは簡単です。

奪われた深さ(A〜D)と、それぞれの戻り方

🔑 鍵=パスワード 📮 郵便受け=登録メール・電話 🪧 表札=プロフィール A 鍵だけ パスワードが 変えられた メールは自分のまま 自力でほぼ戻せる ログインリンク 「パスワードを 忘れた場合」から 目安:数分〜 B 郵便受けも メールアドレスを 変えられた 変更通知は届いた 急げば戻せる 変更通知メールの [アカウントの 安全を確保] 差出人を必ず確認 C 全部+二重ロック メールも電話も 戻せない 2段階認証もされた 本人確認が必要 instagram.com /hacked から依頼 セルフィー動画など 数日かかることも D 戻らない 本人確認が通らない 登録情報が 何も残っていない 被害を広げない 周りに知らせる 証拠を残して 警察・窓口へ相談 動画は撮り直せる ← 郵便受けが残っている(簡単) 郵便受けまで取られた(難しい)→ どの段階でも共通:①友だちに知らせる ②画面を撮って残す ③お金は払わない

※ 家のたとえは、状況を整理するための比喩です。実際の画面や手順はアカウントの種類や時期で変わります。Instagram自身も「一部の復旧手順が実施できない場合もあるが、すべて試すことをすすめる」としています。「目安」は当サイトの目安で、Instagramが所要時間を公表しているわけではありません。

この記事では、あなたの状況がA〜Dのどれかを最初に決め、それぞれの戻り方を順に説明します。どの段階か分からなくても大丈夫です。次の「最初の30分」をやれば、自然に分かります。

最初の30分

気づいたら、この順番で動く

乗っ取りに気づくきっかけは、「急にログアウトされた」「パスワードが違うと言われる」「友だちから『変なDMが来たよ』と言われた」などです。まずは次の5つを、上から順に。

  1. まだログインできる端末がないか確かめる。スマホではログアウトされても、タブレットやパソコンではまだ入れていることがあります。入れたら、すぐにパスワード変更と、登録メール・電話番号の確認をします(手順はルートA)。
  2. 自分のメールの受信箱で「Instagram」を検索する。差出人が [email protected] で「メールアドレスが変更されました」という内容のメールがあれば、ルートBへ。迷惑メールフォルダも見てください。
  3. 友だちに、インスタ以外の手段で知らせる。LINE・電話・別のSNSで「私のインスタが乗っ取られた。DMが来ても返事をしないで、電話番号や認証コードは絶対に教えないで」と伝えます。犯人の次の狙いはあなたの友だちです。
  4. 画面を撮って残す。乗っ取られたアカウントのプロフィール画面、ユーザーネーム、届いたメール、友だちが受け取った不審なDM。日時が分かるように撮ります。あとで警察やInstagramに説明するときの材料になります。
  5. 同じパスワードを使っているサービスを変える。インスタと同じパスワードを、メール・LINE・Facebook・通販などで使っていたら、そちらも変更します。特にメールアカウントが取られると、ほかも芋づる式に奪われます。
🚨 重要:この30分でやってはいけないこと

「アカウントを取り戻します」というDMやコメント、検索で出てくる「復旧代行」に連絡しないでください。乗っ取られた人を狙う二次被害があります。また、犯人から「返してほしければお金を払え」と言われても払わないでください。福岡県警は、お金を払ってもアカウントが返ってくるとは限らないと注意を呼びかけています。

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状況別の取り戻し方

ルートA〜D:あなたの状況に合わせて進む

ここからの手順は、Instagramヘルプセンターの「Instagramプロフィールが不正アクセスされたと思われる場合」(2026年9月30日確認)に沿っています。画面の名前は、アプリの版やアカウントの状態によって少し違うことがあります。

ルートA:鍵だけ取られた(メールアドレス・電話番号は自分のまま)

パスワードが変えられただけなら、郵便受けは無事です。管理人に「新しい鍵を郵便受けに入れて」と頼みます。

  1. ログイン画面で[パスワードを忘れた場合]をタップします。
  2. ユーザーネーム、メールアドレス、電話番号のどれかを入れ、[ログインリンクを送信]を押します。
  3. 「人間による操作」であることを確かめる画面(CAPTCHA)が出たら完了し、[次へ]。
  4. メールかSMSに届いたログインリンクを開き、画面の指示に沿って新しいパスワードを設定します。

✅ まだログインできている人も、これをすぐに

  • パスワードを変える(ほかのサービスと違うものに)
  • 二段階認証をオンにする
  • アカウント設定で、電話番号とメールアドレスが自分のものか確認する
  • アカウントセンターで、心当たりのないリンク済みアカウントを削除する
  • 見覚えのない外部アプリのアクセスを無効にする

この5つは、Instagramがヘルプセンターで「ログインできる場合」の対処として挙げているものです。

ルートB:郵便受けも取られた(メールアドレスを変えられた)

犯人がメールアドレスを自分のものに変えると、Instagramは変更前のあなたのメールアドレスに「メールアドレスが変更されました」という通知を送ります。この通知には、変更を取り消すための入口が付いています。

  1. 受信箱で、差出人が [email protected] の変更通知メールを探します。
  2. メール内の[アカウントの安全を確保]を選び、メールアドレスを元に戻します。
  3. 戻せたら、ルートAの手順で新しいパスワードを設定し、二段階認証をオンにします。
  4. パスワードなども変えられていてメールアドレスを戻せない場合は、ルートAのログインリンクか、ルートCのサポート依頼に進みます。
⚠ 注意:その「Instagramからのメール」は本物?

乗っ取りの入口そのものが、Instagramを名乗る偽メールであることがよくあります。Instagramがアカウントのセキュリティについて公式に送るメールの差出人は、@mail.instagram.com・@support.instagram.com・@facebookmail.com・@support.facebook.com・@global.metamail.com のいずれかです。また、InstagramはアカウントのセキュリティについてDMで連絡することは決してないとしています。見分け方は第9章で詳しく説明します。

ルートC:メールも電話も戻せない、二段階認証までかけられた

郵便受けを完全に取られた状態です。この場合は、管理人に直接「私が本当の住人です」と証明します。入口は instagram.com/hacked です。ブラウザでこのページを開くと、最初に「アカウントを検索」という画面が出て、ユーザーネーム・電話番号・メールアドレスのどれかを入れるよう求められます。

  1. instagram.com/hacked を、スマホやパソコンのブラウザで開きます(検索結果の広告や、DMで送られてきたリンクからは開かない)。
  2. 乗っ取られたアカウントを特定し、画面の案内に沿って進みます。ログインリンクで戻せない場合は、スマホなどのモバイル端末からInstagramにサポートをリクエストします。
  3. 「あなただけが利用できる安全なメールアドレス」を入力します。犯人に知られていない、今もあなたが確実に受け取れるアドレスを使ってください。送信すると、次の手順を知らせるメールが届きます。
  4. 本人確認をします。方法は、アカウントに自分の写真を載せていたかどうかで分かれます(下の表)。
アカウントの状態本人確認の方法(Instagramの説明)ポイント
自分の写真を載せている自分をいろいろな角度から撮ったセルフィー動画を送る動画はInstagram上に表示されず、30日以内に削除される。確認できなかった場合は、新しい動画を送って再審査を依頼できる
自分の写真を載せていないMetaのサポートから自動返信メールが届く。登録に使ったメールアドレスか電話番号と、登録時に使った端末の種類(iPhone・Android・iPadなど)を返信する登録したときの情報を思い出しておく。昔の機種変更の記録や、キャリアの契約情報がヒントになる

⚠ セルフィー動画は「Instagramの手続きの中でだけ」送る

本人確認の動画は、Instagramの手続き画面の中で撮って送るものです。DMやメールで「本人確認のために顔の動画を送って」と頼まれたら、それは詐欺です。顔の動画は、なりすましに悪用されるおそれがあります。

ルートD:どうしても戻らないとき

登録したメールも電話も使えず、本人確認も通らない。残念ですが、取り戻せないこともあります。そのときは「取り戻す」から「被害を広げない」に目標を切り替えます。

  • ① 再審査をあきらめないセルフィー動画は、確認できなかった場合に新しい動画で再審査を依頼できます。明るい場所で、顔全体がはっきり映るように撮り直します。
  • ② 周りにもう一度知らせるほかのSNSや、新しく作ったアカウントで「旧アカウントは乗っ取られています。DMに答えないでください」と告知します。
  • ③ 友だちに報告してもらう友だちに、乗っ取られたアカウントをブロックし、Instagramに報告してもらいます。友だちが次の被害者になるのを防げます。
  • ④ 証拠をまとめて相談する金銭の被害や、なりすまし投稿の被害があれば、第6章の窓口へ。お店や仕事のアカウントなら、取引先への連絡も早めに。

💡 有料の「Meta認証」に入っていた場合

Instagram・Facebookの有料サービス「Meta認証(Meta Verified)」に登録しているアカウントは、特典としてアカウントサポートに問い合わせることができます。登録していた人は、ヘルプセンターの「認証済みアカウントについてMeta認証サポートに問い合わせる」から相談してください。料金やプランは変わることがあるので、公式の案内で確認を。

HOW3

なぜ乗っ取られた?

犯人が入ってくる3つの入口と、入ったあとにすること

取り戻したあと、同じ入口を開けたままにすると、また入られます。警察やIPAが注意を呼びかけている手口は、大きく3つです。

入口①:友だちからの「投票して」DM(いま一番多い型)

IPA(情報処理推進機構)の相談窓口には、2025年7月に不正ログインの相談が144件寄せられ、それまでで最も多くなりました。多かったのが、InstagramやFacebookへの不正ログインで、次のような流れです。

  • 友だち(実は乗っ取られている)「コンテストに出てるの。投票してくれない?」
  • 友だち「投票に電話番号がいるみたい。番号を教えて」
  • あなたのスマホSMSで6桁の認証コードが届く
  • 友だち「届いたコードを送って。スクショでもいいよ」
  • 結果そのコードで、犯人があなたのアカウントにログインし、パスワードを変える。次はあなたになりすまして、あなたの友だちに同じDMを送る

大阪府警も、知人を装って携帯番号を聞き出し、届いた認証番号を聞き出す手口を「多発」として注意を呼びかけています。IPAの2026年4〜6月の報告では、投票依頼のDMのリンクから「LINE認証投票」という偽サイトに誘導され、LINEアカウントまで乗っ取られた相談も紹介されています。

🚨 覚えておく一文:認証コードは「家の合鍵」

SMSで届く認証コードは、あなたの家の合鍵そのものです。相手が親友でも家族でも、コードやそのスクリーンショットを渡してはいけません。「投票」「プレゼント」「間違えて送った」――理由がなんであれ、コードを聞いてくる相手は、中身が犯人です。

入口②:「著作権侵害」「アカウント削除」を名乗る偽メール・偽DM

福岡県警は、SNSの運営を装って「著作権侵害」を件名にし、「アカウントを削除する必要があります」と脅すメールの手口を紹介しています。リンク先は本物そっくりの偽サイトで、IDとパスワードを入れると乗っ取られます。そのあと「アカウントを返してほしければ金を払え」と要求されるケースもあります。

入口③:パスワードの使い回し

別のサービスから漏れた「メールアドレスとパスワードの組み合わせ」が、インスタでも試されます。インスタだけ別のパスワードにしていれば、この入口は閉じられます。

入ったあと、犯人は何をする?

犯人の行動具体的には出典
🪧 表札を使って、友だちをだますあなたのふりをして、友だちに同じ「投票して」DMを送り、次の乗っ取りを広げるIPA(2025年8月)
💰 お金の話をもちかけるあなたのアカウントで投資などの勧誘のDMや投稿をするIPA(2025年8月)
🎁 電子マネーを買わせる電子マネーを買わせて、カード裏面の番号の写真を送らせる大阪府警
📱 別のサービスに広げる乗っ取ったLINEから知り合いに「PayPayで送金してほしい」と送るIPA(2026年7月)
🔒 アカウントを人質にする「返してほしければ金を払え」と要求する(払っても返るとは限らない)福岡県警

つまり、乗っ取りの被害者は「あなた」だけではありません。あなたを信じている友だちやフォロワーが、次の標的になります。第1章で「友だちに知らせる」を3番目に入れたのは、このためです。

DON’T4

やってはいけない

焦ったときにやりがちな5つのNG

乗っ取られた直後は、誰でも焦ります。その焦りにつけ込む手口もあります。

やりがちなことなぜダメ?代わりにこうする
NG1 犯人にお金を払う払っても返ってくる保証はない。「払う人」と思われ、さらに要求されることも払わずに、公式の手続き(ルートA〜C)と警察への相談へ
NG2 「復旧します」というDM・業者に頼む乗っ取られた人を狙う二次被害。料金だけ取られたり、残りの情報まで聞き出されたりする復旧はInstagramの公式手続きだけ。公式のサポートがDMで連絡してくることはない
NG3 DMや検索広告のリンクから「復旧ページ」を開く偽の復旧ページに、残りのパスワードや認証コードを入れてしまうinstagram.com/hacked をアドレス欄に自分で入力するか、アプリの「パスワードを忘れた場合」から
NG4 同じパスワードで新しいアカウントを作る犯人はそのパスワードを知っている。新しいアカウントもすぐ取られるまだ使っていない、長いパスワードで。最初から二段階認証をオン
NG5 何もせずに待つその間に、友だちへの詐欺DMや、あなたの名前での投稿が続く取り戻す手続きと並行して、友だちへの告知と証拠の保存を
HELP5

警察・相談窓口

どこに相談する? 目的で窓口を使い分ける

最初に知っておきたいのは、警察や相談窓口が、あなたの代わりにアカウントを取り戻してくれるわけではないということです。取り戻すのはInstagramへの手続きです。窓口は「犯罪として届ける」「次に何をすればいいか聞く」「広がった被害を止める」ために使います。

こんなとき相談先知っておきたいこと
アカウントを取り戻したいInstagram(instagram.com/hacked、アプリの[パスワードを忘れた場合])取り戻す手続きはここだけ。Meta認証の登録者はMeta認証サポートにも問い合わせられる
犯罪として警察に知らせたい・相談したい警察庁のオンライン受付窓口(サイバー事案に関する通報・相談・情報提供)24時間受け付けるが、執務時間外の分は翌執務日以降の受付。ここに書いても被害届にはならない(警視庁の案内)
電話で警察に相談したい警察相談専用電話 #9110、または最寄りの警察署都道府県警察の相談窓口につながる。緊急のとき(脅迫・命に関わるもの)は110番
被害届を出したい(お金をとられた等)最寄りの警察署証拠を持って行く(下のチェックリスト)。事前に電話で相談しておくとスムーズ
何が起きたのか、技術的に相談したいIPA 情報セキュリティ安心相談窓口(03-5978-7509、[email protected])電話は平日10時〜17時。ウイルスや不正アクセスの技術的な相談が対象で、法律や契約の相談は対象外
乗っ取りをきっかけにお金の請求・契約トラブルになった消費者ホットライン 188(いやや)最寄りの消費生活センターにつながる
なりすまし投稿や、個人情報の書き込みを消したい違法・有害情報相談センター(総務省の委託事業、Webフォームで相談)センター自身は削除しない。削除依頼のやり方をアドバイスしてくれる

出典:警察庁「サイバー事案に関する相談窓口」、警視庁「サイバー事案に関する通報・相談・情報提供窓口」、IPA「情報セキュリティに関する技術的なご相談」、違法・有害情報相談センター(いずれも2026年9月30日確認)。受付時間は変わることがあるので、各窓口のサイトで確認してください。

乗っ取りは犯罪です

他人のIDとパスワードを勝手に使ってログインすることは、不正アクセス禁止法で禁止されている犯罪です。他人のIDやパスワードをだまし取ることも、同じ法律で禁止されています。「SNSのことで警察に行くのは大げさ」と思わなくて大丈夫です。特に、お金をとられた・脅された・友だちに被害が広がったときは、早めに相談してください。

☑ 警察や窓口に相談するとき、手元にあると話が早いもの(当サイトのおすすめ)

  • 乗っ取られたアカウントのユーザーネームと、プロフィール画面のスクリーンショット
  • 最後に自分でログインできた日時と、おかしいと気づいた日時のメモ
  • Instagramから届いたメール(変更通知など)の画面
  • 乗っ取りのきっかけになったDM・メール・偽サイトの画面(あれば)
  • 友だちに届いた不審なDMのスクリーンショット
  • お金の被害があれば、振込・購入・電子マネーの記録
  • Instagramに復旧を依頼した日時と、届いた返信

※ このリストは警察が公式に定めたものではなく、説明をスムーズにするための当サイトの提案です。

AFTER6

取り戻したあと

鍵を替え、郵便受けに錠をかけ、合鍵を回収する

取り戻せたら、終わりではありません。犯人がこっそり残した「合鍵」や「転送設定」を片付けます。

家のたとえやること場所の目安
🔑 鍵を替えるパスワードを、ほかで使っていない長いものに変えるアカウントセンター →[パスワードとセキュリティ]
🔒 二重ロックをかける二段階認証をオンにする。Instagramは認証アプリを推奨している同上 →[二段階認証]
🗝️ 予備の鍵を金庫にスマホをなくしたときのためのバックアップコードを控え、安全な場所に保管する二段階認証の設定の中
📮 郵便受けを確認登録メールアドレスと電話番号が、自分のものだけか確かめるアカウントセンター →[個人の情報]など
🚪 合鍵を回収ログイン中の端末に見覚えのないものがあればログアウトさせる。信頼できる端末の一覧も見直す[パスワードとセキュリティ]→ ログイン中の場所など
🔗 勝手な連結を外す心当たりのないリンク済みアカウント、外部アプリのアクセスを削除するアカウントセンター/[アプリとウェブサイト]
🪧 表札を直す変えられたプロフィール・投稿・ストーリーズを確認し、犯人の投稿を削除。フォロワーに「取り戻しました」と報告プロフィール
🏠 ほかの家も点検同じパスワードのサービス、特にメールアカウントのパスワードと二段階認証を見直す各サービス

※ Instagramは、アカウントを段階的に「Metaアカウント」に移行しています。設定の場所が「アカウントセンター」ではなく「Metaアカウントの設定」と表示される場合があります。

CHECK?

あなたは大丈夫?

「乗っ取られても取り戻せる度」10問診断

今は無事な人も、当てはまるものを数えてください。乗っ取りは、取られる前の準備で「戻せるかどうか」が決まります。

☑ 取り戻せる度チェック

  • インスタに登録したメールアドレスに、今もログインできる
  • インスタに登録した電話番号は、今も自分が使っている番号だ
  • インスタのパスワードは、ほかのサービスと違う
  • 二段階認証をオンにしている(できれば認証アプリ)
  • 二段階認証のバックアップコードを、スマホ以外の場所にも控えている
  • プロフィールや投稿に、自分の顔が分かる写真がある(セルフィー動画で本人確認しやすい)
  • 登録メールアドレスのほうにも、二段階認証をかけている
  • 「認証コードを教えて」と言われたら、相手が友だちでも断る
  • Instagramからの公式メールを、アプリの[最近のメール]で確かめる方法を知っている
  • 乗っ取られたとき、インスタ以外で友だちに連絡する手段がある
  • 8〜10個:取り戻しやすい状態万が一のときも、ルートAかBで戻せる可能性が高いです。家族や友だちの設定も手伝ってあげてください。
  • 5〜7個:あと一歩抜けている項目のうち、「登録メールにログインできるか」「二段階認証」から埋めましょう。
  • 2〜4個:取られると戻しにくい状態郵便受け(メール・電話)が古いままだと、ルートCやDになりがちです。今日中に登録情報を確認してください。
  • 0〜1個:すぐに見直しをまず、登録メールアドレスが今も使えるかを確かめ、パスワードをほかと違うものに変えるところから。
ACTION7

今日やること

インスタを守る・取り戻すための3つ

  1. 郵便受けを確かめる:登録メールと電話番号が「今の自分のもの」か見る。
    取り戻せるかどうかの分かれ目は、ここです。古いメールアドレスや、解約した電話番号のままなら、今すぐ更新してください。
  2. 二重ロックと予備の鍵:二段階認証をオンにし、バックアップコードを控える。
    Instagramが推奨するのは認証アプリです。バックアップコードは紙に書くか、パスワード管理アプリに保存します。
  3. 合鍵を渡さない:認証コードは、誰に頼まれても教えない。
    「投票して」「コードを間違えて送った」「スクショでいいから」。相手が友だちのアカウントでも、コードを求めてきたら中身は犯人です。家族にもこのルールを共有してください。
✅ まとめ

乗っ取られたら、①受信箱で [email protected] を探す ②instagram.com/hacked から公式の手続き ③友だちに知らせて証拠を残す ④お金は払わず、警察・窓口に相談。そして取り戻したら、郵便受けの確認・二重ロック・合鍵を渡さないの3つで、二度目を防ぎます。

DETAIL8

もっと詳しく

公式メールの見分け方・二段階認証の選び方・相談件数

Instagramからのメールが本物か確かめる方法

Instagramは、フィッシングやスパムを見分けやすくするため、最近14日間にInstagramから公式に送ったメールをアプリの設定から確認できるようにしています。

  1. [設定]→[アカウントセンター]→[パスワードとセキュリティ]を開きます。
  2. [最近のメール]を選び、確認したいアカウントを選びます。
  3. セキュリティとログインに関するメールは[セキュリティ]に、それ以外は[その他]に並びます。ここにないメールは、Instagramが送ったものではありません。
見るところ本物の特徴偽物によくある特徴
差出人のドメイン@mail.instagram.com、@support.instagram.com、@facebookmail.com、@support.facebook.com、@global.metamail.com似ているが違うドメイン、フリーメール、Instagramと無関係な文字列
届く場所登録したメールアドレスDM(Instagramはセキュリティの連絡をDMでしない)
内容メールアドレスの変更通知、ログインの通知など「著作権侵害」「24時間以内に削除」「認証バッジを付与」など、急がせる・得をさせる話
アプリ内の記録[最近のメール]に同じメールがある[最近のメール]に見当たらない

二段階認証の3つの方法

方法仕組み向いている人・注意点
認証アプリ(Instagramの推奨)Google AuthenticatorやDuo Mobileなどのアプリがログインコードを出す複数の端末で使えるため、Instagramが推奨。設定はAndroid・iPhoneのInstagramアプリから
SMS携帯電話番号にログインコードが届く手軽。ただし「コードを教えて」詐欺の標的になりやすいので、コードを人に渡さないことが前提
WhatsAppWhatsAppにログインコードが届く先にSMSの方法をオンにしてから設定する

どの方法でも、スマホやメールが使えなくなったときのためにバックアップコードが用意されています。二段階認証をオンにすると、ログインのリクエストを確認したり、信頼できる端末を削除したりもできるようになります。なお、公共の端末や共有の端末では[このデバイスを信頼する]を押さないようInstagramは注意しています。

相談件数の推移(IPA)

IPA 情報セキュリティ安心相談窓口への「不正ログイン」相談件数

四半期ごと。IPA「情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況[2026年第2四半期]」(2026年7月22日)

2025年4〜6月267件
2025年7〜9月387件
2025年10〜12月346件
2026年1〜3月408件
2026年4〜6月423件

IPAはこの報告で、「Facebook、Instagramなどに不正ログインされて、自分ではログインできなくなった」という相談が多く、増加傾向にあると書いています。1年で約1.6倍。週に30件以上のペースで、乗っ取られた人が相談している計算です。これは相談してきた人の数なので、実際の被害はもっと多いと考えられます。

FAQ9

よくある疑問

インスタ乗っ取りでよく聞かれること

乗っ取られたアカウントは、削除したほうがいい?

取り戻す前に削除はできませんし、取り戻したあとも急いで消す必要はありません。まず取り戻して、犯人の投稿やDMを確認・削除し、フォロワーに報告するほうが、被害の広がりを止められます。消すかどうかは、落ち着いてから決めてください。

Instagramに電話で問い合わせできる?

一般の利用者向けの問い合わせは、ヘルプセンターやアプリ内の手続きが中心です。有料のMeta認証の登録者は、アカウントサポートに問い合わせることができます。「Instagramのサポート窓口」を名乗る電話番号やDMアカウントには注意してください。

セルフィー動画の本人確認が通らない。どうすればいい?

Instagramは、本人確認ができなかった場合、新しい動画を送って再審査を依頼できるとしています。明るい場所で、帽子やマスクを外し、画面の指示どおりに顔の向きを変えて撮り直してください。

犯人が誰か、警察は調べてくれる?

相談の内容や被害の大きさによって対応は変わります。まずは証拠をそろえて相談することが大切です。なお、警察庁のオンライン受付窓口は、捜査の進み具合の問い合わせや違法かどうかの判断には対応しない、と案内されています。

友だちのアカウントが乗っ取られたみたい。どうする?

そのアカウントからのDMには答えず、電話番号や認証コードは絶対に教えないでください。本人には、電話やLINEなどインスタ以外の方法で知らせます。乗っ取られたアカウントはブロックし、Instagramに報告しましょう。

子どもや高齢の家族のアカウントを守るには?

「認証コードは誰にも教えない」を家族のルールにするのが一番効きます。あわせて、登録メールアドレスと電話番号が今使っているものか、一緒に確認してあげてください。

🔗 あわせて読みたい

📚 参考にした一次情報(2026年9月30日確認)

Instagram(Meta)公式

注意喚起・統計

相談窓口

🏠 鍵を取られても、郵便受けが残っていれば帰れる

乗っ取りは、あなたが悪いから起きるわけではありません。友だちのふりをした犯人は、誰でもだませるように話を作っています。大事なのは、気づいたときに正しい順番で動くことと、今日のうちに郵便受け(登録メール・電話番号)を確かめておくことです。

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