アカウント乗っ取りとは?原因・対策・取り返し方を完全解説

2026年版・一次情報で確認

アカウント乗っ取りとは?入られるより、締め出されることが問題です

「不正アクセス」との違い、2025年に何が起きたのか、乗っ取りの4分の1が身近な人である理由、そして取り返すための最初の10分まで。公的資料で確認してまとめました。

30秒でわかる「アカウント乗っ取り」

  1. 他人があなたとしてログインできる状態になること。法律用語ではなく、被害者から見た状態の呼び名です
  2. 本当の被害は入られたことではなく、パスワードを変えられて自分が入れなくなること。取り返す作業が本体です
  3. 2025年、不正アクセス行為の認知件数は7,190件(前年比+34.2%)。証券会社の取引サービスでの不正取引は、前年の2件から1,484件へ
  4. 検挙された手口を見ると、元従業員・知人による犯行と、聞き出し・のぞき見だけで約4分の1。遠い誰かとは限りません
  5. 今日やること:メールとスマホの本人確認の連絡先(登録メール・電話番号・予備の連絡先)が今も自分のものか確かめる

SNSにログインできなくなった。身に覚えのない投稿が自分の名前で流れている。銀行から知らない取引の通知が来た。— そういう状態を調べてここに来た方へ。

この記事は「乗っ取られた状態とは何なのか」を先に整理します。というのも、この言葉は法律にも公的統計にも存在せず、近い言葉である「不正アクセス」とは見ている向きが違うからです。向きが分かると、なぜ復旧がこんなに面倒なのかも分かります。

⚠ この記事の前提

この記事は2026年8月20日時点の内容です。数字は国家公安委員会・総務大臣・経済産業大臣『不正アクセス行為の発生状況及びアクセス制御機能に関する技術の研究開発の状況』(2026年3月12日)、警察庁『令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について』(2026年3月)、IPA情報セキュリティ安心相談窓口の四半期レポート(2026年7月22日公開)から直接引用しています。

なお、「アカウント乗っ取り」という区分の統計はありません。公的に数えられているのは「不正アクセス行為」で、これは加害者の行為を数えたものです。この記事では、その違いを省略せずに書きます。

CHAP1

第1章 / 全8章

アカウント乗っ取りとは(やさしい定義)

「不正アクセス」と、見ている向きが違います

あかうんとのっとり 英:account takeover / ATO

他人があなたのIDとパスワードなどを使い、あなたとしてログインできる状態になること。多くの場合、本人が締め出されます

分類
被害の状態を指す言葉。法律用語ではありません
ひとことで
合鍵を作られた上で、玄関の鍵を替えられてしまう状態
よく混同される語
不正アクセス/不正ログイン/なりすまし(第4章で扱います)
関係する立場
個人(SNS・銀行・証券・通販)と、組織(社内アカウント・SNS公式アカウント)の両方

「不正アクセス」と「アカウント乗っ取り」は、しばしば同じ意味で使われます。しかし正確には、同じ出来事を別の側から見た言葉です。

観点不正アクセスアカウント乗っ取り
誰から見た言葉か加害者の行為被害者の状態
法律上の位置づけ不正アクセス禁止法で定義された犯罪定義なし。日常語です
公的な統計認知件数・検挙件数が毎年公表されるこの区分では数えられていない
終わりの時点ログインできた時点で成立奪われた状態が続く。取り返すまで終わらない
いちばんの問題入られたこと自分が入れなくなること

筆者による整理(2026年8月20日)。不正アクセス禁止法そのものの解説は「不正アクセスとは?検挙された3人に1人は、10代だった」にあります。

この違いが効いてくるのが復旧のときです。侵入はふつう一瞬で終わりますが、乗っ取りは状態なので続きます。そして攻撃側は、その状態を長持ちさせるために本人を締め出します。

段階攻撃側がすることあなたの側で起きること
1 侵入IDとパスワードでログインするまだ普通に使える。気づかない
2 締め出しパスワードと登録メールアドレス・電話番号を書き換えるログインできない。パスワード再設定も届かない
3 悪用送金、購入、取引、なりすまし投稿、知人への詐欺自分の名前で被害が広がる

段階2が「乗っ取り」という言葉の中心です。本人確認の連絡先を奪われるため、正規の復旧手順が使えなくなります。だから第7章では、順番がとても重要になります。

第1章 おわり — 次は第2章

CHAP2

第2章 / 全8章

なぜ今これが問題なのか

2025年、狙いが「お金のあるアカウント」に寄りました

不正アクセス禁止法にもとづき、国家公安委員会・総務大臣・経済産業大臣は毎年、不正アクセス行為の発生状況を公表しています。2026年3月12日に出た最新版の数字から見ます。

不正アクセス行為の認知件数
2021年(令和3年)1,516件
2022年(令和4年)2,200件
2023年(令和5年)6,312件
2024年(令和6年)5,358件
2025年(令和7年)7,190件(前年比+1,832件、約+34.2%)

出典:『不正アクセス行為の発生状況及びアクセス制御機能に関する技術の研究開発の状況』(2026年3月12日)。認知件数は、被害の届出や関係資料により確認された、犯罪構成要件に該当する行為の数です。

中身は「お金」に寄っています

不正アクセス後に行われた行為2025年2024年
インターネットバンキングでの不正送金等4,747件4,342件
証券会社のインターネット取引サービスでの不正取引等1,484件2件
インターネットショッピングでの不正購入228件180件
合計(すべての行為)7,190件5,358件

出典:同上。上位3つと合計のみ掲載しています。証券会社の取引サービスでの不正取引は、2023年まで0件、2024年が2件でした。

2件から1,484件です。これは統計の見せ方の問題ではなく、狙う先が実際に変わったということです。銀行と証券を合わせると6,231件で、認知件数全体の約87%を占めます。「乗っ取り=SNSが荒らされること」という古いイメージは、2025年の数字とはかなりずれています。

証券口座で起きたこと

警察庁のサイバー情勢の報告は、この証券口座の被害を独立したコラムで扱っています。

項目2025年(令和7年)
証券口座への不正アクセス件数17,668件
不正取引件数9,824件
不正売買金額約7,408億円
証券会社をかたるフィッシングメールの報告件数316,414件

出典:警察庁『令和7年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について』(2026年3月)。同報告は金融庁およびフィッシング対策協議会の数字として紹介しています。前掲の認知件数(1,484件)とは集計主体と対象が異なります。

そして、この事件の使われ方が特殊でした。2025年11月に逮捕された事案では、他人の証券口座に不正アクセスして保有していた株を売却して資金をつくり、その資金で狙った株を大量に買って値を吊り上げ、自分が持っていた同じ株を高値で売るという手口が使われています。乗っ取られた口座は、資産を抜かれただけでなく、相場を動かす道具として使われました。被害が本人の残高で終わらない、という点で、これまでとは質が違います。

個人からの相談は「入れなくなった」が増えている

四半期「不正ログイン」の相談件数
2025年4月〜6月267件
2025年7月〜9月387件
2025年10月〜12月346件
2026年1月〜3月408件
2026年4月〜6月423件

出典:IPA『情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況[2026年第2四半期]』(2026年7月22日公開)。同レポートは相談の内容について「Facebook、Instagramなどに不正ログインされて、自分ではログインできなくなったという相談が多く寄せられており、増加傾向にあります」と記しています。

2つの数字は、別のものを数えています

認知件数7,190件は警察が犯罪として確認した数、IPAの423件は個人が相談してきた数です。どちらも「起きた乗っ取りの総数」ではありません。SNSを乗っ取られた人の多くは警察に届け出ませんし、相談もしません。実際の件数は、どちらの数字よりも大きいと考えるのが自然です。

第2章 おわり — 次は第3章

CHAP3

第3章 / 全8章

実際にどう起きるのか

4分の1は、顔を知っている相手です

2025年に検挙された不正アクセス(他人のIDとパスワードを使う「識別符号窃用型」399件)について、どうやってIDとパスワードを手に入れたのかが公表されています。ここに、この記事でいちばん伝えたい事実があります。

手口件数割合前年からの変化
パスワードの設定・管理の甘さにつけ込んで入手84件21.1%90件の減少
フィッシングサイトから入手77件19.3%36件の増加
他人から入手75件18.8%
元従業員や知人など、識別符号を知り得る立場にあった者による犯行61件15.3%
利用権者からの聞き出し、のぞき見35件8.8%
インターネット上に流出・公開されていた識別符号を入手9件2.3%
スパイウェア等のプログラムを使用して入手3件0.8%
その他55件13.8%

出典:『不正アクセス行為の発生状況及びアクセス制御機能に関する技術の研究開発の状況』(2026年3月12日)。2025年に検挙した識別符号窃用型399件の内訳です。検挙された事件の内訳であり、起きた乗っ取り全体の内訳ではありません。捕まりやすい手口ほど数字に出やすい点に注意してください。

色を付けた2行を足すと96件、全体の約24.1%になります。元従業員や知人による犯行と、本人から聞き出したり、のぞき見たりして入手したもの。検挙された乗っ取りの、およそ4件に1件は「顔を知っている相手」です。

この事実は、対策の優先順位を変えます。フィッシング対策や複雑なパスワードは、遠くの攻撃者には効きます。しかし肩越しに画面を見られること、退職者のアカウントが残っていること、家族や恋人に教えたパスワードをそのままにしていることには効きません。同じ資料では、不正に利用されたサービスの1位が「社員・会員用等の専用サイト」(122件)、2位が「コミュニティサイト」(92件)でした。1位が社内向けのサイトである点も、この文脈で読むと納得がいきます。

どこで止まれるか

段階起きていること気づけるサインここで止める方法
1 材料が渡るフィッシング、使い回し、知人による持ち出し気づけない使い回しをやめる。多要素認証を入れる
2 ログインされる攻撃側があなたとしてログインするログイン通知(新しい端末からのログインを知らせるメール)通知を有効にしておけば、ここで気づける
3 締め出されるパスワードと登録メール・電話番号を変更される「登録情報が変更されました」という通知最後の分岐。この通知に数分で反応できるかどうか
4 悪用される送金、取引、購入、なりすまし投稿明細、知人からの連絡自力では止まらない。事業者と警察へ

段階2と3の通知は、多くのサービスで初期設定のまま有効になっています。問題は、その通知が普段のお知らせメールに埋もれていることです。「登録情報の変更」だけは別扱いにして目に付くようにしておくと、段階3で止まれる確率が上がります。

第3章 おわり — 次は第4章

CHAP4

第4章 / 全8章

よくある誤解と、間違えやすい似た用語

順番を間違えると、取り返せなくなります

🚨 いちばん危ない誤解

「とりあえずパスワードを変えれば取り返せる」— 先に登録メールアドレスと電話番号を確認してください。そこを書き換えられていると、パスワードの再設定メールは攻撃者の手元に届きます。あなたが再設定するたびに、相手に新しいパスワードが渡る形になります。乗っ取りの復旧は「パスワードを変える」ではなく、「本人確認の連絡先を取り戻す」から始まります。順番が逆だと、何度やっても戻りません。

似ている用語どう違うか使い分けの目安
不正アクセス加害者の行為の名前。法律で定義され、統計もある犯罪として語るなら不正アクセス、被害の状態を語るなら乗っ取り
不正ログインほぼ同じ意味で使われる。入られた一回の出来事を指すことが多い「入られた」が不正ログイン、「奪われたまま」が乗っ取り
なりすまし他人のふりをすること。アカウントを奪わなくても成立(偽アカウントを作るなど)本物が奪われたか、偽物が作られたかの違い
クレデンシャルスタッフィング漏えいしたIDとパスワードの組を大量に試す攻撃手法乗っ取りに至る手口のひとつ。使い回しがあると通ります
SIMスワップ電話番号そのものを乗っ取る手口。SMSの認証コードが相手に届くようになるSMSで本人確認しているサービスが一斉に危なくなります
よくある思い込み実際は
お金を入れていないアカウントは狙われない乗っ取られたSNSは知人をだますための道具になります。あなたの信用が資産です
複雑なパスワードにしておけば大丈夫遠くの攻撃者には効きます。しかし2025年の検挙分では約24%が知人・元従業員・のぞき見でした
二段階認証を入れたから安全大きく効きますが、SMSのコードを聞き出す手口や、SIMそのものを乗っ取る手口があります。認証アプリやパスキーのほうが強くなります
乗っ取られたのはSNSだけだから、他は無事同じパスワードを使い回していれば、すでに他も試されています
被害はSNSが荒れることくらい2025年の認知件数では、銀行と証券だけで約87%を占めています
証券口座は残高を抜かれるだけ2025年の事案では、乗っ取った口座が株価を動かすための道具として使われました

第4章 おわり — 次は第5章

CHAP5

第5章 / 全8章

個人・家庭でやる対策

「入られない」より「締め出されない」を先に固めます

対策の順番を、ふつうとは逆にします。パスワードを強くするより先に、本人確認の連絡先を守る。ここが取られなければ、入られても取り返せるからです。

優先やることかかる時間費用これで防げる範囲
1主要なサービスの登録メールアドレス・電話番号・予備の連絡先が今も自分のものか確認する15分無料締め出し(段階3)からの復旧
2メール本体のアカウントをいちばん強く守る(ここが落ちると全部落ちます)15分無料連鎖的な乗っ取り
3多要素認証、できればパスキーを有効にする。SMSしか選べないなら、まずSMSでも入れる20分無料パスワードが漏れた後の侵入
4パスワードの使い回しをやめる(銀行・証券・メールだけでも先に)1時間無料漏えいしたIDとパスワードの使い回し攻撃
5登録情報が変更されました」という通知を、埋もれないようにする(フォルダ分け・通知オン)10分無料段階3で気づけるかどうか
6家族や恋人と共有しているパスワードを解消する30分無料検挙分の約24%を占める「知っている人」による乗っ取り

もっと詳しく

いま乗っ取られている最中なら不正ログインされたらどうする?今すぐできる対処法5つ2026へ。パスワードの作り方と破られ方はパスワード総図鑑|歴史・仕組み・破られ方・未来を表と図で一気に理解、パスキーの仕組みは多要素認証・生体認証・パスキー・FIDOって何?で扱っています。

第5章 おわり — 次は第6章

CHAP6

第6章 / 全8章

会社・組織でやる対策

1位が「社員・会員用等の専用サイト」だという事実から

2025年に検挙された識別符号窃用型399件のうち、不正に利用されたサービスの1位は「社員・会員用等の専用サイト」(122件)でした。個人のSNSではなく、業務用のサイトです。そして手口の側では、元従業員や知人など識別符号を知り得る立場にあった者による犯行が61件ありました。この2つを並べると、組織がまずやるべきことが見えてきます。

対策何を防ぐか導入の重さひとこと
退職・異動の当日にアカウントを止める元従業員による犯行軽い人事の手続きと連動させないと、必ず取り残しが出ます
共有アカウントをやめる(1人1アカウントにする)誰がやったか分からない状態共有は「持ち出しても足がつかない」状態そのものです
公式SNSアカウントの管理者を棚卸しする担当者交代後の放置軽い退職者の個人アカウントが管理者に残っていないか
多要素認証を全社で有効にするパスワード漏えい後の侵入フィッシングに強いのはパスキーや認証アプリです
ログイン通知と管理者向けの監視を有効にする締め出し前に気づくこと軽い通知先が退職者のメールになっていないか確認を
「乗っ取られたかも」を言い出せる窓口を作る報告の遅れ軽い入口はフィッシングです。責める運用にすると隠れます

「導入の重さ」は筆者の目安です。上2行は費用がほぼかからず、統計上いちばん効く場所に当たります。

関連する話

法律としての不正アクセスの扱いは不正アクセスとは?検挙された3人に1人は、10代だった、内部の人による持ち出しは内部不正とは?33項目のうち3つは、会社自身を守るために要るで扱っています。

第6章 おわり — 次は第7章

CHAP7

第7章 / 全8章

もし起きたら:最初の10分

まだログインできるかどうかで、やることが変わります

最初に決めることは1つだけです。いま、自分でログインできますか。できるなら、まだ主導権はこちらにあります。できないなら、事業者の力を借りる作業になります。

まだログインできる場合

やることやってはいけないこと理由
1登録メールアドレスと電話番号を確認し、知らないものに変わっていたら戻す先にパスワードだけ変える連絡先を取られたままだと、再設定メールが相手に届きます
2パスワードを変更する(他で使っていないものに)他のサービスと同じものにする使い回しは連鎖します
3多要素認証を有効にする。すでに有効なら登録済みの端末を確認する見覚えのない端末を残す相手の端末が登録されたままだと再び入られます
4他の端末のログイン状態を全部切る(「すべてのセッションからログアウト」)パスワード変更だけで安心するログイン済みのセッションは、パスワードを変えても生きていることがあります
5連携している外部アプリ・転送設定・返信先を確認する見落とすメール転送を仕込まれると、追い出しても中身が漏れ続けます

もうログインできない場合

やることやってはいけないこと理由
1お金が動くもの(銀行・証券・カード・決済)に先に連絡し、停止を相談するSNSの復旧から始める止まらない被害から先に止めます
2サービスの公式の復旧窓口から、アカウント回復を申請する検索で出た「復旧代行」に頼む復旧をうたう偽サービスがあります
3知人へ別の手段で「乗っ取られている」と伝える恥ずかしいので黙るあなたの名前で知人がだまされます
4同じパスワードを使っている他のサービスを全部変える後回しにするすでに試されている前提で動きます
5画面や通知メールを保存し、警察に相談する証拠を消す不正アクセス禁止法違反にあたる可能性があります

「まだログインできる」と「もうできない」の分かれ目は、多くの場合数分です。だから第3章の段階3の通知が重要になります。取り返せなかったとしても、あなたの落ち度とは限りません。

相談先(公的機関など)

  • 都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口/警察相談専用電話 #9110
  • IPA 情報セキュリティ安心相談窓口(個人)
  • 金融機関・証券会社・カード会社の緊急停止窓口(アプリや裏面に記載)
  • 各サービスの公式アカウント復旧フォーム(検索結果ではなく、公式サイトから)
  • 消費者ホットライン 188(金銭のトラブル)
✅ ここまでできたら

連絡先を取り戻し、パスワードを変え、他の端末を切り、使い回し先を潰した時点で、広がる側は止まっています。あとは明細と通知をしばらく見ておけば十分です。そして今後は「登録情報が変更されました」の通知だけ、埋もれない場所に置いてください。次があっても、そこで止まれます。

第7章 おわり — 次は第8章

CHAP8

第8章 / 全8章

関連用語と、次に読む記事

入口の言葉と、結果の言葉を分けて覚えます

この用語とセットで覚えると理解が早くなる語です。

第8章 おわり — 最後にFAQ

FAQ?

よくある質問

アカウント乗っ取りについてよく聞かれること

実際に検索されている疑問から

「アカウント乗っ取り」と「不正アクセス」は違うのですか?

同じ出来事を別の側から見た言葉です。不正アクセスは加害者の行為で、不正アクセス禁止法で定義され、毎年の統計もあります。アカウント乗っ取りは被害者の状態で、法律用語ではありません。乗っ取りのほうは「奪われたまま」という時間の幅を含むため、復旧まで終わらない、という違いがあります。

乗っ取られたら、まずパスワードを変えればいいですか?

順番が逆です。先に登録メールアドレスと電話番号を確認してください。そこを書き換えられていると、パスワード再設定の案内が攻撃者に届き、変えるたびに相手へ渡ります。連絡先が無事なことを確認してから、パスワード変更、多要素認証、他端末のログアウトの順に進めてください。

お金を入れていないSNSなら、被害は小さいですか?

金額としては小さくても、乗っ取られたSNSは知人をだますための道具になります。あなたの名前で送られたメッセージは信用されるからです。また、SNSのアカウントがメールアドレスの確認に使われている場合、そこから他のサービスへ連鎖することもあります。

2025年はどのアカウントが狙われましたか?

お金が動くところに集中しました。不正アクセス行為の認知件数7,190件のうち、インターネットバンキングでの不正送金等が4,747件、証券会社の取引サービスでの不正取引等が1,484件で、合わせて約87%を占めます。証券のほうは前年がわずか2件で、1年で桁が変わりました。

出典・参考

最終更新:2026年8月20日/次回見直し予定:2027年3月(不正アクセス行為の発生状況が例年3月に公表されるため)

コメント